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NEC/奈良先端大、デジカメを動かして広視野画像を生成する技術2月23日発表 連絡先:NECラボラトリーズ 研究企画部 企画戦略グループ NECと奈良先端科学技術大学院大学は、低解像度のデジタルカメラで広視野/高精細の画像を生成する技術を開発した。 複数の低解像度画像から1枚の高解像度画像を生成する「モザイキング技術」と「超解像技術」をベースとする。モザイキングは、カメラの画角に収まりきらない被写体に対し、被写体の一部ごとに複数回撮影し、その画像を合成して1枚の画像にする技術。超解像は、1つの被写体を複数のずらした角度から撮影し、高精細画像を生成する処理。 高度なモザイキングと超解像を実現するためには、撮影範囲を精密に測定/制御する特殊な機器が必要だった。今回発表された技術では、カメラを動かしながら撮影し、その動画像からカメラの位置や向きを推定、その結果に基づきモザイキングと超解像処理を行なうため、特殊機器が不要になった。さらに、推定結果を撮影画像の全フレームに適用することで、精度を向上し、モザイクの継ぎ目を消去する。 A4サイズの文書を400dpi相当で撮影するには約1,500万画素が必要になるが、この技術により、画素数の少ない普及型デジタルカメラやデジタルカメラ付き携帯電話、ハンディビデオカメラなどでも撮影が可能になるとしている。 □NECのホームページ (2004年2月23日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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