1月15日 発表

　ガートナーデータクエスト株式会社は15日、2003年のPC出荷台数速報を発表した。

　世界市場のPC出荷台数は約1億6,885万台で対前年比10.9%増となった。成長率が2桁となったのは2000年以来で、PC市場の本格的な回復が明らかとなっている。

　ベンダー別のシェアではDellがHPを逆転して1位となった。Dellのシェアは15.0%。2位はHP(14.3%)、3位はIBM(5.1%)、4位は富士通(3.8%)、5位は東芝(2.9%)。

　しかし、第3四半期までと異なり、2003年第4四半期はHPがDellを上回っており、接戦は続いている。ガートナーでは、第4四半期に需要が伸びる米国の個人市場にHPが注力しているのに対し、Dellがこの市場では弱いことを理由として挙げている。なお、この2社のみが市場全体を上回る成長率となっている。

　なお、米国市場でもDellが1位、HPが2位だが、Dellのシェアは27.6%と高く、HPの18.6%に差をつけている。3位はIBM(4.7%)、4位はGateway(3.5%)、5位はApple(2.9%)と続く。

　出荷台数は約5,773万台、市場全体全体の成長率は12.4%。

□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20040115-01.pdf

(2004年1月16日)

[Reported by date@impress.co.jp]