12月22日 発表

標準価格：オープンプライス

　三菱化学メディア株式会社は、容量30GBの書換型光ディスク「UDO(Ultra Density Optical)」のメディアを2004年秋頃より出荷開始すると発表した。

　UDOは英Plasmonが開発した、青色レーザーを利用した相変化型光学記憶装置。三菱化学メディアは、Plasmonからライセンスを受け、UDO用のメディアを製造・販売する。メディアは5インチサイズで、従来のMOに似たカートリッジ方式。容量は両面で30GB。

　メディアは追記型と書換型の2種類があり、追記型は記録済みのデータが改ざんされないため、企業などでの記録保存に好適としている。書換型は、1万回以上の書換耐久性を持つ。価格はオープンプライスで、実売価格は1～2万円程度となる見込み。

　対応ドライブは、近々Plasmonや、米HPなどが出荷開始する予定。

　なお、2000年にソニーが、同じく5インチで40GBの容量を持つ同名の光学記憶装置の規格を発表しているが、今回のUDOはこれとは別個の規格。

□三菱化学メディアのホームページ
http://www.mcmedia.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mcmedia.co.jp/japanese/news/press/0028.html
□Plasmonのホームページ(英文)
http://www.plasmon.com/
□関連記事
【2000年11月1日】ソニー、40GB光ディスク「5.25インチUDO規格(案)」を策定
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001101/sony.htm

(2003年12月24日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]