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ミノルタ、音声注釈などが可能なビジネス用デジカメ「DiMAGE Xt Biz」8月下旬発売 標準価格:72,000円 連絡先:フォトサポートセンター ミノルタ株式会社は、デジタルカメラとソフトウェアをセットにしたビジネス向けソリューション「DiMAGE Xt Biz」を8月下旬より発売する。価格は72,000円。 DiMAGE Xtをベースにファームウェアを変更した「DiMAGE Xt Bizカメラ」と、画像注釈ソフトのDiMAGE Messengerをベースとしたアプリケーションソフト「DiMAGE Bizソフトウェア」をセットにしたシステム。建築、土木、損保、報道、出版、医療をはじめ、様々なビジネス分野での需要を見込む。 ●注釈のほか、デジカメをコピー機にする機能も DiMAGE Xt Bizでは、ビジネスの現場でデジタルカメラを活用するために、主に3つの機能を装備した。第1は注釈機能で、Bizカメラ上で、撮影した画像の任意の部分に、違う画像や音声の注釈を付けることができる。これにより、たとえば工事現場全体の写真のある部分に、その部分を近くで撮影した画像をリンクし、音声による注釈を付ける、といった使い方ができる。 Bizソフトウェア上では、カメラで指定した画像や注釈を統合し、閲覧、編集できるほか、テキストによる注釈を付加できる。また、画像や注釈の一覧を自動レイアウトしてプリンタやHTML、EMF(Enhanced Meta File)に出力したり、メールで送信できる。 なお、画像はJPEG、音声はWAV形式で保存されるが、Bizソフトウェアで統合されたデータは独自の形式になる。Bizソフトウェアからのメール送信時に、Bizソフトウェアのデータの閲覧のみ可能なバージョンが自動添付されるほか、ホームページでも無償配布される。DiMAGE Messengerの上位バージョンと位置づけられており、MessengerのファイルをBizソフトウェアで閲覧することはできるが、その逆はできない。
第2は文書などの撮影に適した「テキスト/イラスト撮影モード」により、Bizカメラをスキャナやコピー機代わりに使う機能。テキスト/イラスト撮影モードで撮影した文書を、Bizソフトウェアに読み込み、ゆがみやコントラストを補正して読みやすくしたり、OCRで処理しやすくしたりする。 第3は改ざんチェック機能で、Bizカメラで撮影した画像が改ざんされたかどうかを、Bizソフトウェア上でチェックできる。
●DiMAGE Xtのファームウェアを変更 DiMAGE Xt Bizカメラは、ハードウェア的にはDiMAGE Xtと同様で、ファームウェアの変更によりビジネス向け機能が追加されている。撮像素子として1/2.7インチで有効約320万画素の原色フィルタ付インターラインCCDを搭載する。記録画素数は2,048×1,536/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。320×240/160×120ピクセル、15fpsの動画も、カード容量いっぱいまで撮影可能。ただし、動画を注釈にすることはできない。 レンズは、35mmフィルム換算の焦点距離が37~111mm相当、開放F値2.8~3.6の屈曲光学3倍ズーム。SDメモリーカードスロット(MMC対応)、USB端子などを備える。バッテリはリチウムイオン。本体サイズは85.5×20×67mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリと記録媒体を含まない重量は約120g。
●デジカメ事業は、2005年までに4カテゴリーでトップグループに 報道関係者向け説明会では、同社光学機器カンパニープレジデントの藤井博 取締役が出席。商品を絞り込んで、安定成長期に入ったデジタルカメラ市場に注力すると述べた。注力する分野はDiMAGE 7シリーズ、DiMAGE Xシリーズ、および経営統合するコニカの製品などのカテゴリーで、世界市場でトップグループに入ることを目指すとした。また、コンシューマー向けだけでなく、ビジネス向け市場の開拓にも意欲的な姿勢を見せた。 【お詫びと訂正】記事初出時、新規チャネル販売グループの電話番号が誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。 □ミノルタのホームページ (2003年7月30日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
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