Opteron発表会で各社マザーボードやPCを展示 ~NVIDIAはnForce3 Pro搭載マザーを展示
4月23日 発表
23日に日本AMDが開催したOpteron発表会では、各社の対応マザーボードや搭載システムなどが展示された。
マザーボードを展示していたのは、GIGABYTE、MSI、RIOWORKS、TYAN、NVIDIAの5社。NVIDIAを除く4社の製品はAMD製チップセットを採用したDual CPUマザーボードで、ハイエンドサーバー/ワークステーション用途を強く意識したものとなっている。
AMDのOpteron用チップセットは、AMD-8151/AMD-8131/AMD-8111の3チップで構成される。
8131は従来のノースブリッジに相当するものだが、OpteronはメモリコントローラをCPUに内蔵しており、PCI-X(PCI 2.2を含む)のコントロールのみを受け持つ。AGPコントローラ機能も持たないため、AGPを利用するには8151を別途搭載する必要がある。
8111は従来のサウスブリッジに相当するもので、IDE(Ultra ATA/133)、Ethernet(100Base-TX)、オーディオ、USB機能などを内蔵する。いずれのチップもHyperTransportで接続される。
展示されていたマザーボードの内、AGPに対応していたのはGIGABYTEの製品だけで、残りの3社の製品はPCI接続のRAGE XL(8MB)をオンボード搭載していた。
マザーボードの出荷時期は各社とも5月から6月以降の量産出荷を目指しているが、RIOWORKSは5月の連休明けには潤沢な出荷が可能となるとしている。価格はいずれも8万円から9万円程度になる見込み。
NVIDIAは同社のOpteron用チップセット「nForce3 Professional」を搭載したマザーボードを展示。シングルCPUでAGPに対応するなど、他社製品とは対照的にコンシューマ向けを狙った構成となっている。
チップセットはワンチップ構成で、AGP(8X)、RAID(0/1/0+1)、Ethernetコントローラなどを内蔵する。HDDインターフェイスはSerial ATAとUltra ATA/133に対応。マザーボード単体の価格や出荷時期は不明だが、搭載システムは今夏出荷とされている。
Opteron用「Windows Server 2003」を開発中のマイクロソフトは、実動デモ機を展示していた。
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GIGABYTEの「GA-K8DPXDW」 |
TYANの「Thunder K8」 |
MSIの「K8D Master」 |
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RIOWORKSの「HDAMA」 |
ASUSTeK製と思われるNVIDIA「nForce3 Professional」搭載製品 |
フェイスのDual Opteronシステム「INSPIRE MS242」 |
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サードウェーブのDual Opteronシステム「PrimeServer Lynx Arcturus」 |
Opteron対応「Windows Server 2003」ベータ版のスクリーンショット。デバイスマネージャには「Opteron 242」が2つ認識されている |
□日本AMDのホームページ
http://www.amd.com/jp-ja/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0423/amd2.htm
【4月23日】NVIDIA、Opteron用ワークステーション向けコンパニオンチップ「nForce3 Pro」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0423/nvidia.htm
(2003年4月23日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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