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Intel・VIAの“Pentium 4特許訴訟”が終結
~クロスライセンスの締結などで和解

訴訟のきっかけとなったP4X266チップセット

4月7日(現地時間)発表



 米Intel台湾VIA Technologiesは7日(現地時間)、Pentium 4に関連した一連の特許訴訟で和解に至ったと発表した。

 同訴訟は、Intelが2001年9月にVIAに対し、Intelのライセンスを得ずにVIAが製造したPentium 4用チップセットP4X266がIntelの5つの特許に抵触したとして訴えたことに端を発したもの。それに対しVIAは、IntelのCPUおよびIntel 845チップセットがVIAの特許を侵害しているとして反訴していた。

 今回の合意は、5つの国における27の特許に関する11の係争に関わるもので、両社はそれら全ての訴えを取り下げる。また、両社の間で今後10年間、お互いの製品の特許についてクロスライセンスを結ぶ。

 加えて、IntelはVIAにIntel CPUと非ピン互換・非バス互換のx86 CPUの販売ライセンスを与える。

 VIAのバス互換・ピン互換CPUについては、Intelは今後3年間、特許を主張しないことで合意。また、今後4年間、Intel CPUバスと互換性のあるチップセットを設計・販売するライセンスをVIAに与えるほか、その後1年間、VIAおよびVIAの顧客や販売代理店に対し特許を主張しない。

 なお、Intelは一連の裁判で、VIAの子会社であるS3 Graphicsも訴えていたが、今回の合意内容はS3 Graphicsには適用されない。

 金銭面での条件については、裁判費用をそれぞれが支払うことだけが明らかにされているが、具体的な和解金額などについては公開されていない。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20030407corp.htm
□VIAのホームページ(英文)
http://www.via.com.tw/
□ニュースリリース(英文)
http://www.via.com.tw/en/Digital%20Library/PR030408Patentcase.jsp
□関連記事
【2001年9月10日】Intel、Pentium 4用チップセットの特許侵害でVIAを提訴
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010910/intel.htm
【2001年9月10日】VIA、特許侵害などでIntelを反訴
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010910/via.htm

(2003年4月8日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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