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国内PDA市場は対前年2割減の68万台
~ソニーがシャープを抑えシェアトップに

3月28日発表


 ガートナー ジャパン株式会社は28日、日本国内のPDA市場に関する調査結果を発表した。それによれば、2002年の出荷台数は対前年で2割以上割り込む68万台に留まった。市場の約4分の3を占める個人市場がマイナス25.2%と大きく低下、法人市場でもマイナス4.9%だった。

 ガートナーでは、2002年は一見大きく市場が縮小したようにみえるが、2001年後半は供給過剰の状態となっており、販売数では2002年にずれ込んでいると分析しており、2002年の販売数には市場在庫が多く含まれて、実需は出荷台数ほどは縮小していないとしている。

 OS別の動向ではWindows CE系が49%で、30.8%のPalm OS系を抑えた。

搭載OS別出荷台数シェア
出典:ガートナー データクエスト(2003年3月)

 また、ベンダー別シェアでは、ソニーが初めてシャープを抜き、シェアトップとなっている。シャープは独自OSからLinuxへの転換期にあたり、シェアを落としているが、Linuxザウルス出荷後はシェアを回復しつつあるとしている。

 シェア3位には低価格なWindows CE搭載機と企業向けで安定した出荷をしたカシオが入った。前年3位のPalmは2002年に日本法人の事業を縮小し、6位に留まった。4位はNTTドコモ、5位は東芝が入っている。

 2003年の出荷台数見通しについては、法人市場では専用端末の置き換え、個人市場では既存ユーザーの買い換えが中心で、大きな拡大は望みにくいとしている。しかし、2003年中盤に見込まれるデルのPDA市場への参入による需要の喚起により、対前年6.3%増としている。

ベンダー別出荷台数シェア
出典:ガートナー データクエスト(2003年3月)

□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20030328-02.html

(2003年3月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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