CPUやOSが世代交代。基本スペックの底上げが進む


 今回の「PC Watch読者環境調査」のアンケートでは、7,268人の方からのご回答をいただきました。アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。

【総評】
 前回調査から半年以上経過した今回の調査では、CPUやHDD、メモリなど基本スペックに高速化/大容量化の動きが見えた。

【今回の最頻値】
    所有台数 2台、自作のデスクトップPC/AT互換機
  • OS:Windows XP Professional
  • CPU:Pentium 4
  • クロック:~1GHz
  • メモリ:~512MB
  • HDD:~200GB
  • ディスプレイ:17インチCRT、解像度~1,280×1,024ドット
  • インターネット接続:xDSL(フレッツADSL除く)
  • 家庭内LAN:構築している

□アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm


所有台数・形状・形態

 所有台数・マシンの形状・形態については、従来同様、所有台数2台、自作のPC/AT互換機が最多数と大きな変化は無い。


パソコン所有台数人数比率
1台936人 12%
2台1,898人 26%
3台1,689人 23%
4台1,022人 14%
5台508人 6%
6台以上1,197人 16%


メインで使っているマシンの形状人数比率
デスクトップ(据え置き型)6,366人 87%
ノート886人 12%


メインで使っているマシンの形態人数比率
メーカー製(ショップブランド含む)2,100人 28%
自作5,152人 70%


メインで使っている機種とOS

 機種別ではPC/AT互換機が94%と圧倒的に多い。

 OS別では、Windows XP Professionalがトップの37%となり、前回1位だったWindows 2000を上回った。Windows XP Home Editionも合わせると48%と、Windows XPがほぼ半数を占めた。

 また前回3位だったWindows 98は11%から6%へと減り、4位だったWindows XP Home Editionと順位が入れ替わっている。着実に世代交代が進んでいることが伺える。


メインで使っている機種人数比率
PC/AT互換機6,885人 94%
Macintosh296人 4%
PC-9860人 0%
その他11人 0%


メインで使っているOS人数比率
Windows XP Professional2,715人 37%
Windows 20002,471人 33%
Windows XP Home Edition926人 12%
Windows 98(SEも含む)463人 6%
Windows Me223人 3%
Mac OS X213人 2%
Mac OS 9.x以前80人 1%
Linux64人 0%
FreeBSD37人 0%
Windows 9524人 0%
Windows NT12人 0%
Linux、FreeBSD以外のPC UNIX8人 0%
その他16人 0%


CPU・メモリ

 CPUはPentium 4が27%と4分の1以上を占めた。また前回3位だったAthlon XPが20%へと数を増やし2位に入った。OS同様世代交代が進んでいる

 CPUクロックは前回同様「~1GHz」が最頻値となっているが、前回の12%から9%へと割合を下げている。~2GHzおよび~2.4GHz周辺に投票が集まっており、2GHzオーバーの高クロック帯にシフトしていることがわかる。

 なお今回調査から~2.7/2.8/3GHz超が追加されたが、この部分だけで全体のおよそ3%に達する。


CPU人数比率
Pentium 42,021人 27%
Athlon XP1,482人 20%
Pentium III1,422人 19%
Celeron(P6コア)680人 9%
Athlon413人 5%
Celeron(NetBurstアーキテクチャ)212人 2%
PowerPC G4201人 2%
Duron165人 2%
Athlon MP152人 2%
Pentium II85人 1%
Xeon85人 1%
PowerPC G391人 1%
K6シリーズ75人 1%
Crusoe52人 0%
MMX Pentium32人 0%
C321人 0%
Pentium15人 0%
Pentium III Xeon10人 0%
i486以前(Am5x86、Cyrix 5x86も含む)5人 0%
わからない3人 0%
Pentium Pro3人 0%
PowerPC 601/604/603e/604e2人 0%
その他25人 0%


CPUクロック人数比率
わからない12人 0%
100MHz以下18人 0%
~200MHz45人 0%
~300MHz88人 1%
~400MHz153人 2%
~500MHz289人 3%
~600MHz256人 3%
~700MHz215人 2%
~800MHz430人 5%
~900MHz348人 4%
~1GHz686人 9%
~1.1GHz107人 1%
~1.2GHz332人 4%
~1.3GHz147人 2%
~1.4GHz265人 3%
~1.5GHz129人 1%
~1.6GHz330人 4%
~1.7GHz477人 6%
~1.8GHz525人 7%
~1.9GHz84人 1%
~2.0GHz605人 8%
~2.1GHz136人 1%
~2.2GHz235人 3%
~2.3GHz133人 1%
~2.4GHz583人 8%
~2.5GHz119人 1%
~2.6GHz302人 4%
~2.7GHz65人 0%
~2.8GHz60人 0%
~3.0GHz21人 0%
3.0GHz超74人 1%
※2003年3月調査より「~2.7GHz」、「~2.8GHz」、「~3.0GHz」を追加


 メモリの最頻値は「~512MB」が約50%と、前回と変わらぬ値でトップとなっているが、~1,024MBおよび1,024MB超のレンジを合わせると20%近くの割合となる。メモリ価格の下落により、大容量化が進んでいるようだ。

 種類別では、DDR SDRAMが前回比で15%増の47%となり、前回1位だったPC133対応SDRAMと逆転した。3位のPC133対応SDRAMを含めても41%なことから、完全にDDR SDRAMにシフトしたことが確認できる。

メモリ容量人数比率
~64MB以下31人 0%
~128MB172人 2%
~256MB1,244人 17%
~512MB3,673人 50%
~768MB654人 8%
~1024MB1,134人 15%
1024MB超361人 4%


メモリの種類人数比率
DDR SDRAM3,429人 47%
PC133対応SDRAM(PC133)1,948人 26%
SDRAM(~PC100)1,163人 15%
RIMM442人 6%
わからない146人 2%
EDO69人 0%
ファーストページ25人 0%
VC SDRAM17人 0%
その他20人 0%


HDD容量・所有ドライブ・ディスプレイ

 HDD容量では、「~200GB」がトップ、「~80GB」が2位となっており、前回までトップだった「~40GB」は3位となっている。今回調査から追加された300/400/500GB超の割合は14%で、大容量化が進んでいることが確認できる。

 書き換えDVDでは、前回調査では1%未満だったDVD-Multiドライブが7%へとポイントを増やしているのを筆頭に、全体的に割合を増やしている。そのほか、DVD/CD-RWコンボドライブがMOドライブを逆転している。

HDD人数比率
6GB以下71人 0%
~10GB114人 1%
~20GB436人 5%
~30GB375人 5%
~40GB860人 11%
~50GB146人 2%
~60GB621人 8%
~70GB113人 1%
~80GB911人 12%
~90GB101人 1%
~100GB329人 4%
~110GB112人 1%
~120GB681人 9%
~130GB62人 0%
~140GB208人 2%
~150GB96人 1%
~200GB964人 13%
~300GB595人 8%
~400GB234人 3%
~500GB79人 1%
500GB超161人 2%
※2003年3月調査より「~300GB」、「~400GB」、「~500GB」を追加


所有マシンの搭載ドライブ人数比率
CD-RW4,658人 64%
FDD3,980人 54%
DVD-ROM3,279人 45%
CD-ROM2,345人 32%
CD-RW/DVD-ROMコンボ2,039人 28%
MO1,774人 24%
DVD-R/RW887人 12%
DVD-Multi(DVD-RAM/R/RW)564人 7%
DVD-RAM/R506人 6%
DVD+RW/R465人 6%
DVD-RAM416人 5%
ZIP273人 3%
DVD±RW/±R254人 3%
スーパーディスク173人 2%
DVD+RW128人 1%
DVD-R97人 1%
その他205人 2%
※2003年3月調査からDVD±RW/±Rを追加


 ディスプレイは上位の順位は変わっていないが、トップの17インチCRTは5%減の35%となった。全体で見ても、CRTが61%、LCDが38%となっており、着実にLCDが普及していることが伺える。

 解像度は「~1,280×1,024ドット」が47%でトップ。

ディスプレイ人数比率
~17インチ CRT2,602人 35%
~19インチ CRT1,036人 14%
~15インチ LCD846人 11%
~17インチ LCD710人 9%
13.3インチ以下のLCD414人 5%
~16インチ LCD402人 5%
15インチ以下のCRT327人 4%
~21インチ CRT324人 4%
17インチ超のLCD228人 3%
~14インチ LCD189人 2%
21インチ超のCRT148人 2%
その他32人 0%


解像度人数比率
~1,280×1,024ドット3,425人 47%
~1,024×768ドット2,539人 34%
~1,600×1,200ドット738人 10%
~1,400×1,050ドット186人 2%
1,600×1,200ドット超139人 1%
800×600ドット以下110人 1%
その他122人 1%
※2003年3月調査から1,400×1,050ドットを追加


インターネット接続環境

 常時接続率は前回比3%増の92%となった。家庭内のLAN構築率は78%と前回から2%増えている。無線LAN利用率は25%から32%へと大きく増えており、3分の1が無線LANを利用している。無線LAN製品の低価格化が普及を後押ししたようだ。

 接続環境別では、今回フレッツ・ADSLとフレッツ以外のDSLが再び逆転している。ADSL全体では6割を超えた。

 また、前回2%だったBフレッツが7%へと増加し4位となったほか、FTTH全体では10%近い割合となっている。高価だった工事料金が無料になるキャンペーンなどを打ち出していることからも、次回調査ではさらに割合を増やすことが予想される。

接続環境人数比率
xDSL(フレッツADSL除く)2,285人 31%
フレッツADSL2,171人 29%
CATV1,139人 15%
Bフレッツ509人 7%
フレッツISDN(ISDN64Kbps)217人 2%
56kbpsモデム192人 2%
ISDN 64kbps181人 2%
FTTH(Bフレッツ除く)179人 2%
集合住宅備え付けのインターネットサービス143人 1%
AirH"/b-mobileなどの定額制PHS130人 1%
PIAFS(AirH"除く)23人 0%
高速無線アクセスサービス(Speednetなど)22人 0%
33.6kbps以下のモデム12人 0%
ISDN 128kbps(2B)8人 0%
OCNエコノミーなどの128kbps常時接続6人 0%
デジタル専用線128kbps以上4人 0%
FOMA1人 0%
その他38人 0%

xDSLなどのインターネット常時接続環境人数比率
使用している6,719人 92%
使用していない546人 7%

家庭内でLANを構築していますか?人数比率
している5,685人 78%
していない1,584人 21%

家庭内で無線LANを利用していますか?人数比率
している2,363人 32%
していない4,906人 67%


回答者内訳

性別人数比率
男性7,193人 98%
女性50人 0%


年齢人数比率
~15歳29人 0%
16歳~20歳332人 4%
21歳~25歳903人 12%
26歳~30歳1,789人 24%
31歳~35歳1,793人 24%
36歳~40歳1,242人 17%
41歳~45歳653人 8%
46歳~50歳282人 3%
51歳~55歳151人 2%
56歳~60歳39人 0%
61歳~65歳34人 0%
66歳~70歳10人 0%
71歳~75歳10人 0%
76歳~80歳1人 0%
81歳以上1人 0%

プレゼント人数比率
インプレス特製携帯電話型電卓5,349人 73%
不要1,885人 25%


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アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm

(2003年3月14日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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