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エプソン、Bluetoothを内蔵した超小型ロボットをROBODEXで公開

3月10日 発表



 セイコーエプソン株式会社は10日、世界最薄のマイクロアクチュエータやBluetoothによる無線制御機能を内蔵した超小型ロボットのプロトタイプ「ムッシュII-P」を開発したと発表した。同製品は4月3日よりパシフィコ横浜で開催される「ROBODEX2003」で一般公開される。

 ムッシュII-Pは、世界最小としてギネスブックに登録された「ムッシュ」('93年発売)の流れを汲むマイクロロボット。従来製品は光に反応して進む自律走行機能などを備えていたが、ムッシュII-Pは自律機能は持たない代わりに、無線による複数同時リアルタイム遠隔制御が可能となっている。

 本体サイズは、高さ/奥行き/幅とも20mm以内としており、重量は約12.5g(バッテリ含む)。

マイクロシアターイメージ図

 世界最薄という同社開発の超音波モーターを備え、左右1対の車輪を個別に前後進制御できる。制御時の走行速度は約70mm/sec(無制御時の最大速度は150mm/sec)。

 バッテリは空気亜鉛電池×3で、同社独自の省電力型Bluetoothモジュールの採用により5時間の駆動時間を実現した。

 ROBODEXでは、バレエ振付師の金森穣氏が演出・振付指導したマイクロシアターが上演され、多数のムッシュII-Pによるダンスが披露される予定。なおムッシュII-Pの製品化や販売の予定はない。

□セイコーエプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2003/030310.htm
□ROBODEX2003のホームページ
http://www.robodex.org/

(2003年3月10日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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