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NEC、携帯端末向け音声認識自動通訳ソフトを発表

12月16日発表



 NECは、携帯端末など組み込み機器向けの音声入力対応自動通訳ソフトを発表した。

 PDAや携帯電話など、組み込み機器向けの低消費電力CPU上で動作する日英自動通訳ソフト。OSはWindows CE.NET。

 音声入力により、日本語から英語、英語から日本語への翻訳を読み上げることが可能で、同社の組み込み向けCPU「VR5500」(400MHz)を搭載した端末上では、音声入力終了から結果表示までが、ほぼ即時であるという。

 一般的な音声認識ソフトでは、あらかじめ設定された音や言葉のモデルと、入力された音声との類似度を計算して認識するが、今回の自動通訳ソフトは携帯端末上で動作させるため、コンパクト化、高速化を主眼に開発された。

 そのため、MDL(最小記述長)基準によるモデルデータの縮小、ツリー構造の導入による類似度計算方式の高速化、音響先読みによる単語列探索エンジンの高速化などのほか、CPUやメモリ容量に応じて最適な動作を行なう「高速大語彙連続音声認識エンジン」の搭載により、携帯端末でも大型の端末に匹敵する処理速度が得られたとしている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0212/1603.html

(2002年12月17日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]


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