ガートナー、2002年世界半導体市場は微増 ~SamsungがDRAMで躍進
12月16日発表
ガートナージャパン株式会社は16日、世界半導体市場シェアの速報を発表した。これによると、市場全体の売上高は1,554億ドルで、前年比1.4%増。同社では、DRAMを除く半導体市場は前年比2%減とみている。
シェア1位は11年連続でIntelが獲得。売上高は241億5,000万ドルと、2位Samsungの3倍弱という規模を誇るが、前年比3.1%減となった。が、ガートナージャパンではIntelが「マイクロプロセッサとNOR型フラッシュ市場を支配」しており、モバイル市場や無線市場への投資資金を稼ぎ出している、としている。
2位Samsungの売上高は前年比29.5%増の81億6,500万ドル、シェアは前年4位からの躍進となった。ガートナージャパンではこの要因を「DRAMとフラッシュメモリの強い伸び」と述べたほか、市場ではSamsungブランドがプレミアム価格をつけるまでになったとしている。
3位東芝はDRAM部門をMicron Technologyに売却したにも関わらず、フラッシュメモリが好調のため、売上高の落ち込みは前年比3.7%減にとどまった。逆に日立はSRAM、フラッシュメモリの落ち込みにより、売上高は前年比12.7%減、前年8位のシェアを10位に落とした。
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世界半導体メーカーランキング トップ10 出典:ガートナー データクエスト(2002年12月速報値) |
□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20021216-01.html
□関連記事
【2001年12月20日】ガートナー、2001年の世界半導体市場は33%縮小と発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011220/gartner.htm
(2002年12月16日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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