10月23日 発表

　株式会社ソフマップは23日、2003年度から2005年度までの中期経営計画を発表した。2003年度を起点としてローリング(再策定)を行なったもので、リユース事業への注力が強く打ち出されている。

　基本となる中期経営ビジョンは「お客様のデジタルライフを生涯にわたってサポートし、循環型社会（Re-Style 社会）におけるリーディングカンパニーを目指す」としており、デジタルとリユースというキーワードが組み込まれている。

　さらに、3つの中期経営基本方針の筆頭は「リユース事業における絶対的マーケットシェアの確立」が挙げられ、「Re-Style を追求するデジタル専門店への変革」、「専門店ポジションとしてのブランド力強化」と、デジタル製品全体のリユース事業への注力が強調されている。

　具体的な戦略では、店舗/インターネット/法人の全チャネルでリユース事業分野の圧倒的な市場地位を確立するとしており、循環型生活様式の啓蒙活動も積極的に推進するとしている。そのため、中古仕入れチャネル拡大のための専門子会社設立などの方策が盛り込まれている。

　また、パソコン依存構造から脱却が打ち出されており、中古品/ソフトウェア/デジタルAV機器などの販売強化が挙げられている。

　また、会員の組織化・差別化のため、ソフマップ会員への情報提供の充実を図り、2002年度で310万人の会員数を2005年には550万人に増やすことを目標としている。

　上記の施策により、売上高は2002年度の1,275億円から2005年度は1,650億円へ、経常利益は8億6千万円から50億円へと増加を目指す。なおリユース商品は、2002年度は売上高258億円(売上構成比20.2%)だが、2005年度には売上高500億円とほぼ倍増し、売上全体の30.3%を占める見込み。

□ソフマップのホームページ
http://www.sofmap.com/
□ニュースリリース(PDF)
http://guide.sofmap.com/corporate/ir/pdf/biz_policy021023.pdf

(2002年10月23日)

[Reported by date@impress.co.jp]