世界最軽量ボディはそのままに、新CPUでパフォーマンスアップ!

最軽量モデルで約745gという圧倒的な軽さ、タブレットと互角以上に戦えるポータビリティの高さ、小さなB5ボディ・10.1型モデルながらメインPCとしても活用できるフル装備設計、営業回りで1日中持ち歩けるバッテリー持続性能、ノートPCスタイルとタブレットスタイルを使い分けられる実践力の高さで、モバイルノートPC市場にセンセーションを巻き起こしたモデルが『レッツノート RZ4』だ。レッツノートならではの強靭なボディや高い信頼性と安定性に加え、ブルー&カッパーの新鮮なカラーリングが注目を集め、昨年10月の登場以来高い人気を博している。

約745gという世界最軽量※ボディやタフで上質なキャビネットなど、ベーシックな部分は2014年秋冬モデルを継承 液晶画面を360度開くとタブレットとしても使えるコンパーチブルPC。キーボード別体式のクラムシェルPCよりも薄く高剛性で、入力作業が重視されないビジネスシーンにも活躍

RZ4の大ヒットはパナソニックの予想を上回るものだったようで、タブレットでは物足りないと感じていたユーザーから絶賛の声が山のように届いたのだとか。その声に押される形で、RZ4はわずか3カ月という短期間で春モデルへと進化。ビジネスの最前線で活躍するアクティブなビジネスマンにとって、うれしい情報が届いた。

新しいRZ4は、2014年秋冬モデルの世界最軽量ボディや各種の機能はそのまま継承。前モデルのインテルCore M-5Y10から、インテルCore M-5Y31へとCPUが進化。動作周波数が0.80GHzから0.90GHzへ(インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大2.00GHz→最大2.40GHzへ)アップしたのに加え、内蔵GPUのクロックは100MHz→300MHzと3倍にも伸び、大量のビジネスデータ処理や写真・動画を多用したプレゼンデータの作成など、タフなビジネスシーンでのさらなるパフォーマンスアップが期待できそうだ。バッテリー持続時間も旧モデルと同じ約10時間(JEITA2.0)/約14時間(JEITA1.0)を確保した。

さらなるパフォーマンスを望むユーザーのために、Webストア限定モデルを用意している点も前モデルと同様だ。コスト重視のCore M-5Y10cと性能重視のCore M-5Y71 vProが選択できるほか、SSDも512GBが選択可能。また、LTE搭載モデルもWeb販売限定で設定されている。


前モデルで好評だったカラー天板にも新色「ウォームゴールド」が登場。ハーモニックブルー、シルバーダイヤモンド、ジェットブラック、サンダーブルー、ライジングレッド(プレミアムエディション限定)と合わせ6色となった。

好評のカラー天板は全部で6色に。左から順に新色のウォームゴールド、ハーモニックブルー、シルバーダイヤモンド(カッパーのボディでは選択不可)、ジェットブラック、サンダーブルー、ライジングレッド(プレミアムエディション限定)

ガッカリは皆無、キッチリと活躍。進化したRZ4を実際に使ってチェック!

では、そんなRZ4は本当に"ツカエル"ビジネスギアなのだろうか。筆者の日常であるフリーライターの仕事現場で、実際に使い倒しながら検証してみた。現在、筆者の手元には、取材時や撮影時に携帯するモバイルギアとして、9.7型タブレット、10.2型ネットブック、15.4型ノートがある。しかし、いずれのギアも活躍の場面がさほど多くない。どれも使うたびに何らかのガッカリ感を覚えてしまうからなのだ。

まず、フルサイズノートは気軽な携帯とは無縁の大きさ&重さだ。さらに、インタビュー取材やブリーフィングでは、たとえPCに保管してある資料であってもすべて印刷し、クライアントの前に資料の海を広げてみせないとビジネススキルを疑われる。営業に携わる方なら、この馬鹿馬鹿しいとも思える"デキる奴"アピールの重要性は重々ご承知のことだろう。そして、こんな場面でのフルサイズは大きすぎて邪魔なのだ。

対してタブレットは「見る」には便利だが文章入力機としてはほぼ使えず、活躍の場があまりにも限定されてしまう。ではボディが小さくキーボードも付いたネットブックは? ここで筆者は、愛用のネットブックと『RZ4』との、あまりにも大きな差に驚かされることになった。

インタビュー取材で文字入力を試してみた!小ささが苦にならない快感キータッチに脱帽

小型キーボードにありがちな、キーのイレギュラー配置がないのが好印象。1列分下げることでダイヤモンド配置に近づいたカーソルキーは、小指で打つ際にもタッチミスしにくい

ライターにとって、俊敏に、疲れず、最小限のタッチミスでキー入力が行えるかどうかは生命線だ。キータッチが悪いとイライラが募り、インタビュー相手との会話に集中できなくなる。筆者愛用のネットブックは打鍵時に指の居心地がイマイチ悪く、神経を指先に集中させ慎重に打鍵しないとミスタッチしやすいのが不満だった。

キーボードが小型だから仕方ないか、と諦めていたのだが、RZ4のキーを叩いてみてビックリ。とにかく打ちやすいのだ! キーのサイズ自体は愛用のネットブックよりひと回り小さいにも関わらず、キーストロークが1.5mmとたっぷり取られているうえに、横方向のキーピッチも16.8mmと十分。さらに、キートップの左上と右下が丸くカットされたリーフ形状により、ミスタッチを気にせず素早く長時間の打鍵がこなせる。絶対的なサイズが小さいため、指を立てて真上から押し込むような操作は要求されるものの、このあたりは誰でもすぐに慣れるだろう。

打鍵音が静かでまろやかな音質なのも、使ってみて初めて気付いた、RZ4ならではの美点だ。プラスチックがガタ付くような甲高く安っぽい打鍵音が響き渡っては取材相手に迷惑をかけるし、発表会など静かな会場で気を遣うことはなはだしい。各部の作りの精緻さが、こういう細かなところにも如実に表れているといえそうだ。「Ctrl」キーと「Fn」キーを入れ替え、左端をCtrlにして使えるユーティリティも便利。

キーのサイズこそ小さめながら、指先にスッと馴染むキータッチとタッチミスを抑えるリーフ形状のキートップ、1.5mmのキーストロークでリズミカルなタイピングを実現。打音も静かだ   資料やレコーダー、カメラなどをデスクトップに広げながらのインタビュー取材では、ジャマにならない小型ボディと静かなキータッチ音が印象的。相手に威圧感を与えることもない

もう一点、これは助かるなあと感激したのは「タッチパッド誤操作防止ユーティリティ」だ。両手を寄せ合うようなポジションでの打鍵が要求される小型PCでは、親指の付け根がタッチパッドに意図せず触れてしまい、Windowsのメニューがニョキッと出てきたりカーソルがあらぬ場所に飛んでいったりと、なにかとイライラすることが多いもの。筆者は外部マウスを装着し、タッチパッドの動作を停止させるという強引な手段で対処しているのだが、RZ4のタッチパッドは、左右上部に触れたときには反応せず、下部に触れると自動的に全面反応に切り替わるという凝った設定が可能。こういう気の利いた仕組みは、さすがパナソニックの面目躍如といったところか。

HOLDモード設定ユーティリティでキーボードやタッチパッド、タッチパネルなどを無効に設定しておけば、パッド下部のホールドボタンで素早くロックできる キータイピング時に誤って触れてしまいがちな、タッチパッド左右上部を部分的にロックしておける「タッチパッド誤操作防止ユーティリティ」はじつに便利。三角形の大きさも設定可能だ

アウトドア撮影に連れ出してみた!頑丈ボディとクッキリ画面でアクティブに活躍

強度が必要な部分とそうでない部分でブロック化し、異なる厚みで形成することで強度を確保した「VHフレームストラクチャー」で、落下や打撃が起こりやすいアウトドアでの作業も安心

文字入力がメインのインドアワークに対し、アウトドアワークは写真や動画のモニター、資料の閲覧、データチェックなど"見る"作業がメイン。乱暴に使い倒しても壊れない丈夫さと、自然光の下でもクッキリ確認できる画面、タッチ操作の確実性が要求される。

画面を360度開くとタブレットスタイルに変身するRZ4は、こんな場面での使い勝手がじつに優秀。タブレットと遜色ないサイズの画面は自然光の下でもコントラストがガクッと低下することがなく、資料の細かい文字も読むことができた。スタイラスはもちろん指先でのタッチ操作もスムーズで、大量の資料や写真を一気にスクロールさせながら次々に確認、アーカイブするなど、マシンパワーが要求される作業もスムーズにこなしてくれる。

さらに、ツルンとした形状のタブレットよりもホールドしやすく、取り落とすのではないかとビクビクする心配がないのがいい。もちろん、キャビネットの頑丈さはレッツノートのお家芸だ。タブレットを落として画面を砕いた経験がある筆者にとって、無造作に使い倒せる安心感はじつに頼もしい。6時間ほどの撮影でもバッテリー残量にはまだ余裕があった。

移動中やランチ中に使ってみた!約745gの超軽量設計であらゆる場所が仕事場に

交通機関の車内、取材後の食事中、アポイント時間前にコーヒースタンドで、など、ちょっとした空き時間を効率的に使えるのも、軽量コンパクトなRZ4ならではのメリット。新幹線やコーヒースタンドの狭いテーブルで使ってみたが、はみ出すことなく広げられるばかりでなく、紙資料の置き場も確保できるのがありがたかった。ACアダプターも本体に負けず劣らずコンパクトなので、出張カバンがパンパンに膨れてしまうこともないだろう。

約745gの超軽量ボディだから、ディスプレイを開いて左手で持ち、右手でキーボードを打つなど、歩きながらの取材でも活用力は十二分。ディスプレイを開閉するヒンジの剛性が高く、画面がグラグラ揺れないのも、わずかな空き時間にサッと取りだして使おうかという気にさせてくれる。

また、出張中のナイトタイムや自宅でのプライベートタイムなどには、動画鑑賞やゲームで楽しみたくなるもの。ビジネス向けモバイルのイメージが強いRZ4だが、YouTubeやニコニコ動画などの動画コンテンツも予想以上に快適に観賞できる。もちろんブラウザゲームもサクサク動作。前モデルの100MHzから300MHzへと大幅に引き上げられたGPUパフォーマンスが効いているのだろう。旅行中に撮影した写真のストレージ、SNSでのコミュニケーションなど、趣味を楽しむためのPCとしても存分に活躍してくれそうだ。

ちょっとしたレストタイムやカフェで待ち合わせ時間まで待機するような場面でも気軽に使える機動力がRZ4の真骨頂。バッテリーの残量を気にせず使える長時間駆動能力の高さも魅力   プライベートタイムにゲームをプレイしたり、出張で泊まったホテルのナイトタイムに動画を鑑賞したりもお手の物。GPUクロックが旧モデルの3倍に引き上げられているのも頼もしい

ユーザーはもちろんクライアントにもメリット大。デキるビジネスマンを華麗に演出

オフィスのデスクでは大きな声で話せないような折衝は、タブレットスタイルのRZ4でひっそりと。タッチ操作時の指先への反応がよく、資料の一部を抜粋するような細かな作業もこなせる

フリーライターの仕事場で数多くのメリットを見せ付けてくれたRZ4だが、他のさまざまなビジネスシーンでの実践力はどうだろうか。サイズ・装備別に『SX4』『LX4』『MX4』『RZ4』の多彩なラインナップを擁するレッツノートシリーズの最小モデル、という位置付け以上に活躍の幅は広そうだ。

これ1台にあらゆる情報を詰め込み、いつでもどこでも携帯してビジネスの最前線を担えるRZ4は、ユーザーにとっての使いやすさはもちろん、クライアントにとってもメリットが大きい。プレゼン、ブレスト、ミーティング、データの即時処理などあらゆる場面で、旧態依然とした紙とペンでの仕事とは比較にならないほど、効率的で印象的なビジネスパフォーマンスを発揮できる。上質でスマートなデザインがもたらすメリットも大きい。モバイルギアは、ビジネスマンの印象を決定づける"看板"としての役割も果たすからだ。

たとえば、画面を180度開いた状態でクライアントと向き合えば、自分とクライアントが肩を並べることなく情報を共有でき、商談時の仕切り価格調整や売上目標設定など細かなデータ修正がスピーディ。ブレストなどでは、クライアントが画面上のデータをタッチ操作しながら、こちらは会話での摺り合わせをキーボード入力して"ミニ会議録"なども作成できる。1920×1200dpiの高精細表示を活かし、顧客先から提供されたエクセルデータを細かく修正するなど、貿易実務や経理作業のような大量の数字を扱うシーンでも安心確実な作業がこなせる。クライアント側の重役が出席しての大規模なプレゼンでも臆することはない。RZ4の画面と会議室のモニター画面を同期でき、ターゲットウインドのみの拡大表示も瞬時に可能にする画面共有アシストユーティリティを駆使すれば、プレゼンの説得力は大幅にアップ。イベント来場客へのメッセージ表示や学界での研究結果発表、新製品の記者発表などでも活躍間違いなしだ。

画面を180度開けば、顧客と向かい合わせで応対しながらのプレゼンがスムーズにこなせる。液晶画面の視野角が広く明るさも十分なので、画面に顔を近付けなくても視認性は良好 イベント先からのリアルタイム情報発信や顧客とのコミュニケーションなどに便利なWebカメラを搭載。タブレットスタイルでメニューなどを呼び出しやすいWindowsボタンも装備
プレゼンで外付けモニターに画面表示するときなどに重宝する画面共有アシストユーティリティ

タブレットスタイルで顧客との距離が急接近。フレンドリーなビジネススタイルを実現

ホールド性が高く軽快なハンドリングが可能なタブレットスタイルは、アンケート収集やイベント会場でのユーザーコミュニケーション、シニア顧客への優しくわかりやすいアプローチなど、顧客の利便性を最重要に据えたフレンドリーなビジネススタイルを実現する。アパレルやインテリアディスプレイなど画像が重視されるビジネスでは、画面内の提案商品タッチ操作でスピーディにセレクトし、展示場所と重ね合わせながらのイメージ構築に威力を発揮しそうだ。もちろん、住宅物件の紹介と説明、イラストやチャートを多用した幼児教育や家庭教師の現場などにも重宝なこと間違いなし。

LTE搭載モデル(Web販売限定)なら、出張先やイベントなどで撮影した静止画や動画を高精細ディスプレイで細部までチェックし、フェイスブックなどで情報発信するなど、リアルタイムでのネットワーク活用もスムーズにこなせる。株価や為替の情報を1画面内に複数表示させてディーリング業務を行なうなど、瞬時の対応力が求められるビジネスにも、常に携帯して長時間使用できるRZ4のパフォーマンスは頼もしく映ることだろう。

画面を開けば、そこが自分のオフィスになる。洗練のワークスタイル・ワークバランスを

通勤中の資料確認、新幹線や航空機の移動時間活用など、以前は無為に浪費していた時間をビジネスタイムへと昇華できるのも、どこでもサッと出してサッと使えるRZ4ならではの"ビジネススタイル洗練術"になる。オフィスの休憩室で一服しながらメールチェック、クライアントとの約束時間直前に受付前で資料修正、午前中の営業データをレストランやコーヒースタンドでまとめるなど、時間を有効に使えば残業も激減。ビジネスとプライベートのバランスがより充実したものになる。

いま流行りのフリースタイルオフィス、スタンディングミーティングなどにも活用力は特大。小さなキャビネットに装備された豊富な外部接続端子で、他のオフィスアイテムと連携させれば、オフィスのメインPCとして使えるだけの処理能力を備えている点も見逃せない。モバイルPCとオフィスPCを一体化することでデータ転送作業が不要になり、セキュリティも一本化できる。

ほぼB5サイズの超小型ボディながら、インターフェースはじつに豊富。タブレットとは比較にならないほどの応用力を見せ付ける。USB端子は左右に分散配置され使い勝手がいい
プロジェクトチーム内でのちょっとしたスタンディングミーティングも、RZ4なら軽快に行える。訪問先や出張先のみならず、社内を移動する際にもつねに携帯できる気軽さは大きなメリット   クライアント訪問時に受付前のスペースで資料を緊急に修正するなど、臨機応変な作業もスムーズにこなせる。新幹線のテーブルなど狭いスペースでもボディがはみ出さず、安定した操作が可能

女性ユーザーの洒落たビジネスギアとしても、ミニマムでスタイリッシュなRZ4は最適だ。なにかと荷物が多い女性のバッグにもラクラク収納でき、突起物が少ないキャビネットだから他の小物を傷付けることがない。カフェなどで開いてもビジネス臭さがなく、上質な自分を演出できるはずだ。

女性のバッグは、小さいうえに小物が詰まっていることも多いが、小さく薄く突起物がほとんどないボディのRZ4なら、他の小物を傷付ける心配なしで気軽に収納できる   約745gの軽量スリムボディと滑りにくい表面処理は、女性にも好評間違いなし。ビジネスギア特有の無骨なイメージがないため、スタイルやファッションを気にする人でも颯爽と持ち運べる

PCとの距離が近いユーザーほど価値を実感。ミニマムボディがマキシマムなビジネスをサポート

モバイルビジネスギアとしてタブレットやスマートフォンを利用しているユーザーは多いだろう。しかし、モバイルシーンでもオフィスと同レベルのビジネスパフォーマンスを発揮できるギアこそが、理想的な選択であることは間違いない。さまざまなビジネスの多彩なシーンで、我慢や諦めといった"マイナス効果"を覚えることなく使いこなせるRZ4は、まさに最強のビジネスモバイルギアといえる。オフィスの外に1歩でも飛び出す機会があるビジネスマンなら、バッグや小脇にぜひ携えておきたい。

(辻村多佳志)


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