Gibson、録音機能付きのオーディオケーブル

　ギターメーカーの米Gibson Guitarは、録音機能の付いたオーディオケーブル「Memory Cable」を5月15日より米国で発売する。

　Gibsonの製品と言うことで、ギター用シールドという扱いになっているが、プラグは4分の1インチ径なので、このプラグを使えるベースはもちろんシンセサイザーや電子ドラムなどにも利用可能。ただのケーブルとしての機能に加え、中間に録音用のハードウェアとmicroSDカードスロットが備わっており、楽器で演奏した音をアンプに出しながら、同時に録音を行なうことができる。同社では、ケーブルとしても高品質で、ハードウェアの存在が音質に影響を与えることはないとしている。

　録音の形式は44.1kHz/16bitのWAVで、付属の4GBのmicroSDカードに13時間録音可能。録音には先日同社が買収したティアックのTASCAM技術を採用している。録音ハードウェアは単3電池/バッテリ×2で動作し、駆動時間は約8時間。これと別に内蔵時計用にLR44電池が必要。

　録音だけしたい場合は、片方のプラグはアンプに繋ぐ必要はない。録音はボタン操作で開始/停止するほか、演奏している間だけ自動的に録音するモードがあり、後者の場合は思いついたフレーズをいくつも録音していく状況に適している。PAミキサーの出力に繋ぐと、リハーサルスタジオでバンド全体の演奏を録音することもできる。