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カセット式ウォークマンを初めて見る子供達の反応

 人々(たまに動物も)のさまざまな物事に対する反応を調べる「React」という番組が、4月13日付けで子供達のカセット式「ウォークマン」に対する反応を取り上げている。

 ウォークマンは今現在でも携帯型音楽プレーヤーとして最新の製品が登場しており、弊誌の読者諸兄におかれては、その知名度は限りなく100%に近い思われる。一方、カセット式ウォークマンとなると、実際に所有していたり使ったことがある人は限定的になるだろうが、それでもどんなものかは多くの方がご存知なのではなかろうか。

 しかし、10歳前後の子供達となると、カセットテープもそれを再生するデバイスも未知の存在。果たしてウォークマンの実物を手渡され、子供達はどんな反応を示すのか。

 ネタバレにはなるが、英語なので、下記にその様子をまとめてみた。

 まず、これが音楽再生デバイスと知らされ、「冗談でしょ(笑)」。使い方も当然分からないが、カセットがないと再生できないことも知らず、カセット自体も見たことがない。再生には別途ヘッドフォンがいると聞いて、「ひどい」、「最悪」の声のほか、「おじいちゃんが持ってたのを見たことある!」(ヘッドフォンは現在でも見かけると思うのだが……)。再生までの手順が、とにかく難しい。頭出し(選曲)の面倒くささにうんざり。1つのカセットには30曲くらいしか入らないと聞いてショック。30年前はこれを持ってジョギングしていたと聞いて、重すぎて無理、などと言った具合で、まぁ印象はおしなべて悪かった。

 ただし、当時の値段が200ドルと聞いて、今のiPadが700ドルするのからすると妥当という声もあった。それでも、当時の技術と今の技術、どっちが良いかと聞かれ、全員とも今の技術が良いと答えており、より小型のデバイスで手軽に音楽を楽しめるようにしてくれた技術の進化に感謝ひとしおの様子だった。

(若杉 紀彦)