やじうまPC Watch

空中に放り投げて全方位写真を撮影できる球形カメラ

「Panono Camera」
予約中

価格:499ドル

 ドイツのスタートアップ企業Panono GmbHは、空中に本体を放り投げることで、360度の全方位写真を撮影できる球形カメラ「Panono Camera」を開発し、オンラインで予約受け付けを開始してる。予約の特別価格は499ドル(送料込み、税別)。

 Panono Cameraは36個のカメラを内蔵した全方位パノラマカメラで、小さなサッカーボールのような形状をしている。加速度センサーを内蔵しており、これを空中に向かって放り投げると、頂点に達したところで36個のカメラが同時に撮影を行なう。撮影すると、プレビュー画像が、Wi-FiかBluetooth経由で自分のスマートフォンに送られるので、問題がなければ専用のクラウドにアップロードされる。

 36枚の画像はクラウド上で1枚の継ぎ目やゆがみのない7,200万画素の1枚絵に変換され、ブラウザ上で自由に視点を変更して見ることができる。こちらのページでビューワーを体験できる。また、スマートフォンのアプリで見ると、スマートフォンのジャイロセンサーなどを利用して、スマートフォンの向きに合わせて、リアルタイムで視点を変えながら見ることもできる。

 視聴体験としては、Android 4.3の標準カメラにある全方位パノラマ撮影と同じで、実際にGoogle Photo Sphereへの変換機能も追加予定だが、瞬時に撮影できる点が異なる。

 また、空中に放り投げることで、地上で撮影するよりもパノラマ感が増すと言うことに加え、例えば家族や友人と集まっている時に、撮影者となるはずの自分も含めた写真が撮れるというメリットがある。

 なお、投げる以外に、専用のポールを使っての持ち上げた状態や、手に握ってシャッターを切ることもできる。

 本体はプラスチックでカバーされており、人間が投げ得る高さから落としても壊れない設計だという。また、防水ではないが防滴仕様なので、軽い雨の中でも大丈夫だとしている。

 本体サイズは直径が約110mmで、重量は300g。スマートフォンなどがない場合も、約400枚まで内蔵ストレージに保存可能。充電はUSBで行なう。

 なお、本製品はまだ実際には完成していない。クラウドファンディングの形で、2014年1月4日までに90万ドル分の受注が取れれば、生産となる。また、動画に出ている外観はデザインモデルであり、製品版では若干見た目が変わる可能性があるほか、仕様についても変更される場合もあるとしている。

渋谷で撮影された写真をパノラマ化したもの

(若杉 紀彦)