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Amazon、電子レンジなどAlexa搭載スマート家電を8種投入か

画像は同社のスマートスピーカー「Echo」

 米メディアCNBCは18日(現地時間)、Amazonが同社の音声アシスタントを「Alexa」を搭載する電子レンジやオーディオなど、最低8種の家電製品を年末までに投入する予定だと同誌の情報源に対する取材から報じた。同誌は、9月末のイベントで一部の製品が公開されるのではないかと予測する。

 計画中とされるのは電子レンジやオーディオアンプ、レシーバー、サブウーファーや車載器具など。自宅や車など、より多くの時間を過ごすことが考えられる空間にAlexa製品を浸透させる狙いだと考えられる。

 オーブンでは、SHARPのヘルシオシリーズの一部機種などがすでに音声アシスタントと無線LAN機能を搭載した機種を発売しており、レシピの相談や、同社が通販で提供する「料理キット」に対応した調理設定のダウンロードが可能となっている(僚誌記事も参照"シャープ、有名シェフ監修の料理をボタン1つで楽しめる宅配サービス「ヘルシオデリ」")。

 また、Amazonは競争優位を築くため巨額の投資もいとわない経営方針で知られており、これまでもKindleやEcho、Fire TVなどのハードウェアも積極的に手がけてきた。各社多様なアプローチで差別化に取り組んでいる家電業界に対し、ITや流通といった強みを活かした製品となるだろう。

 食料品を取り扱う「Amazon Fresh」や「Amazon Go」にも取り組んでいることから、近い将来、「Amazonで購入した食料品をAmazonブランド電子レンジで調理する」日が来るかもしれない。