CERN、ハドロン衝突型加速器のパトロール用ロボット「TIM」

　欧州原子核研究機構(CERN)は25日(現地時間)、スイス・ジュネーブ郊外に建設されている大型ハドロン衝突型加速器をパトロールするロボット「TIM」(Train Inspection Monorail)を発表した。

　高エネルギー物理実験を目的として建設された27kmにも及ぶ世界最大の大型ハドロン衝突型加速器をパトロールするこの電車型のロボットは、天井のモノレールに沿って移動する。トンネルをリアルタイムで監視するだけでなく、温度を測ることも可能。時速6kmで巡回し、小さなワゴンを引っ張ることも可能だ。現在2機のTIMがトンネルを巡回している。