イベントレポート

メカニカルキーボードを備えたAndroid搭載の2画面クラムシェル端末「Cosmo Communicator」

Cosmo Communicator

 米ラスベガスにて開催される「CES 2019」に先駆けて行なわれた報道関係者向けイベント「CES Unveiled」にて、英Planet Computersは、スマートフォン機能搭載の6型クラムシェルAndroid端末「Cosmo Communicator」の展示を行なっていた。

 現在Indiegogoにて出資を募っており、1月7日時点で569ドル以上出資すると製品を入手できる。

 同製品について、クラウドファンディング開始時に弊誌でも報じている(天板にも画面を搭載した2画面クラムシェルAndroidスマホ)が、同社は5.9型のクラムシェルAndroid端末「Gemini PDA」を発売しており、本製品はその上位モデルにあたる。同じくメカニカルキーボードを備えたPDAスタイルが特徴。

 2,400万画素のカメラも搭載しており、「ポケットコンピュータと携帯電話とカメラ」の一体型デバイスを謳っている。

 OSにはAndroid 9を採用するが、Linuxのサポートも表明されている。無線はIEEE 802.11acのほか、VoLTE対応LTE(Cat.7 DL/Cat.13 UL)のデュアルSIMスロットを搭載。

 ディスプレイは5.99型2,160×1,080ドット有機EL+2型570×240ドット有機EL、プロセッサにMediatek P70(Cortex A73×4+Cortex A53×4/Mali G72 MP3 GPU内蔵)、6GBメモリ、128GBストレージを搭載する。

 両側面にType-Cポートを備えており、説明員によればUSB PDによる充電が可能。なお、充電に使えるのは片ポートのみの予定だという。

 本体サイズは171.4×79.3×16mm(幅×奥行き×高さ)、重量は320g。

両側面

 残念ながら、CES Unveiled会場で展示されていたのは完成品ではなく、開いてある写真のものはサブディスプレイが動作していない。閉じた状態の展示機はサブディスプレイが動作していたのだが、そちらは開いて撮影するのはNGとのことで、おそらく完動品はまだできあがっていないようだ。

 同社は、2019年5月に出資者向けに最初の製品出荷を予定しているが、Gemini PDAの出荷実績もあるため、順調な製品製造を期待したい。