イベントレポート

Clevo、Apollo Lake搭載の11.6型ノートを展示

W517PU

 台湾のOEM/ODMノートPCメーカーであるClevoは、COMPUTEX TAIPEI 2016会場のブースにて、Intelの次世代エントリー向けPentium/CeleronプロセッサであるApollo Lake搭載の11.6型ノート「W517PU」を展示した。

 POPでは“次世代プロセッサ”を搭載するとまでしか記載されていなかったのだが、説明員によればApollo Lake世代のプロセッサを搭載するとした。

 筆者が実際にタスクマネージャーで確認したところ、搭載CPUは「Genuine Intel(R) CPU @ 1.10GHz」という表記がされていた。Apollo Lakeかどうかは定かではないが、名前からするにApollo Lakeの初期エンジニアサンプリング品である可能性が高そうだ。コア数は4個確認できた。

 短時間触ってみた印象では、緩やかなお盆形になっているキーボード面が、シャープの「MURAMASA CV50F」を彷彿とさせるフォルムでユニークだった。キーボードはストロークがあってそこそこタイピングしやすかったが、タッチパッドのクリックボタンが少し固く操作しにくかった。しかし、このあたりは製品版に向けて改善されていく可能性はある。

 そのほか、1台のHDDまたはSSD、または32/64GBのeMMC、1,366×768ドット表示対応の11.6型液晶ディスプレイなどを備える。インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、100万画素Webカメラ、音声入出力などを搭載する。本体サイズおよび重量は書かれておらず不明だが、1kg弱と見られる。

 日本国内ではマウスコンピューターがClevoを採用しているので、Apollo Lake正式発表後、搭載機種が発表される可能性が高い。またApollo Lake自身に関しては、DFIやECSが搭載マザーボードを展示していたので、近い将来正式発表される可能性は高そうだ。

タスクマネージャーやデバイスマネージャーを見てもGenuine Intel(R) CPU @ 1.10GHzという表示だった
DFIもApollo Lake搭載マザーボードを展示していたので、近い将来正式発表される可能性は高い