イベントレポート

AMD、次世代CPU「Zen」は8コア16スレッドのハイエンド

 AMDは1日(台湾時間)、台湾・台北のCOMPUTEX TAIPEI 2016期間中で新製品発表会を開催した。この中で最新GPUである「Radeon RX 480」、最新APUの「第7世代APU」を紹介したが、最後でLisa Su氏はAnd One More Thingとして、次世代のハイエンドCPU「Zen」を掲げた。

 ZenはExcavatorの後継となる次世代CPU。Su氏はZenコアを採用したCPUの実物を掲げるとともに、40%以上のIPC向上に加え、8コア16スレッドというスペック、デスクトップ向けにはAM4プラットフォームで展開するとした。まずデスクトップ向けに展開し、その後サーバーやAPUへ順次展開する。

 具体的な投入時期についてSu氏は明言を避けたが、既にサンプル出荷しており、第3四半期中にも投入できるとした。

Zenのロゴは毛筆で描かれ、日本の精神を取り入れている
IPCは40%向上するという。8コア16スレッドなので、仮想マルチスレッディングを備えると見られる
デスクトップ、サーバー、ノート、組み込みなど全ての分野でZenを展開する
Zenのアップ。海外メディアが「後ろを見せてくれ」と連呼していたが、見せてくれなかった。ただピンが見えているため、LGAパッケージではないと見られる
発表会終了後に、Su氏が写真撮影に協力してくれた