Microsoft、無料のストア版Officeを“Mobile”としPreview解除

ストアで配布されているUniversal App版Officeの各アプリ名の末尾に「Mobile」が付けられることになった

　米Microsoftは16日(現地時間)、Windows 10 Build 10240の公開と併せて、Windows 10のストアで配布されているUniversal App版のWord/Excel/PowerPointのアプリ名を更新し、正式名称として末尾に「Mobile」を付けると告知した。

　これまでWindows PhoneやWindowsタブレットからも利用できたUniversal App版のOfficeでは、単に「Word」といったアプリ名になっていたものの、2015年後半に正式版が登場予定となっているデスクトップ向けの「Office 2016」とアプリ名を区別するための措置が講じられることになった。ストアでは既に“Mobile”となった同アプリが配布されている。

　また、Microsoftはこの1週間で「Preview」の文字を取り除くとも伝えており、実質的にプレビューバージョンから製品版になるというメッセージと受け取れる。

　ストアで配布されているWord/Excel/PowerPoint Mobileアプリは、Office 2013をベースに作られたもので、現状はOffice 365のサブスクリプション契約がなくても無料で利用できる。ただし、デスクトップ版と違い、実装機能などが限定されている。

Windows 10のストアで配布されているUniversal App版のWord/Excel/PowerPoint Mobile。現時点では製品名末尾に「Preview」の文字が付いているが、この1週間で取り除かれる

実際にExcel Mobileを起動してみた。バージョン情報には「Preview」の文字はない