WD、最大で48%性能向上した3.5インチHDD「WD Black」

　ウエスタンデジタルジャパン株式会社(WD)は、キャッシュアルゴリズムを改良した3.5インチHDD「WD Black」を15日に発売する。価格はオープンプライス。容量は1TB/2TB/3TB/4TBの4種類で、店頭予想価格は順に7,780円前後、14,980円前後、17,480円前後、22,480円前後の見込み。

　キャッシュアルゴリズムの改善に加え、リード/ライト時のトラッキング精度を高め、コントローラ内のビット処理能力を2倍にした「HRC(High Resolution Controller)」を搭載し、従来から性能向上を実現した。1TBモデルで最大26%、4TBモデルで最大48%性能が向上するという。

　また、モーターシャフトの両端を固定してシステムの振動を抑制する「StableTrac」、筐体の振動からデータの信頼性を確保する「VCT(Vibration Control Technology)」、停電やHDDへの電力損失によるデータ消失を防ぐ「CPT(Corruption Protection Technology)」を搭載する。

　このほか、2つのアクチュエーターでヘッドの位置決め精度を向上させる技術や、デュアルプロセッサ技術を搭載する。

　主な仕様は、回転速度が7,200rpm、キャッシュが64MB。最大転送速度は4TBモデルが171MB/sec(従来モデルは154MB/sec)、3TBモデルが168MB/sec(同154MB/sec)、2TBモデルが164MB/sec(同138MB/sec)、1TBモデルが150MB/sec(同126MB/sec)。騒音は29～34dB。