ニュース

エンティス、ビデオ処理エンジンを搭載したネットワークメディアプレーヤー

PopcornHour A-400
発売中

価格:27,800円~

 株式会社エンティスは、ビデオ処理エンジン搭載のメディアプロセッサを搭載するネットワークメディアプレーヤー「PopcornHour A-400」の予約受付を同社直販サイトで開始した。価格は27,800円。

 プロセッサにSigma Designs製のデュアルコアメディアプロセッサ「SMP8911」(800MHz)を搭載。同プロセッサに内蔵されたビデオ処理エンジン「VXP」により、コントラスト/インターレース補完などの画像補正処理を行なえる。メモリはDDR2 512MB、フラッシュストレージはSLC NAND 256MBを搭載。

 ユーザーインターフェイスには「Networked Media Jukebox 2」を採用。コンテンツのメタデータを自動的にインターネット上から取得し、関連情報やサムネイルなどを表示するなどのビジュアルを多用するほか、「Apps Market」からアプリケーションの追加も可能。対応アプリはYouTubeなど20社以上のコンテンツ配信企業が対応を表明しているという。

 筐体はSilverStone開発のアルミ製品を採用し、ファンレスで動作。SATA接続の2.5/3.5インチを搭載可能なスロットを搭載しており、HDD内のデータの再生に対応するほか、サーバーアプリケーションをインストールすることでSMBやFTPによる共有も可能。内蔵HDDへのアクセスはGigabit Ethernet、USB 3.0接続したPCから行なえる。また、SDカードスロット、eSATA、USB 2.0×2も備えており、SDカードや外付けHDD/USBメモリなどからのデータ転送にも対応する。

 映像出力インターフェイスはHDMI 1.3a、コンポーネント、コンポジット。音声はアナログのほか、角型と同軸のS/PDIFデジタル出力も備える。

背面インターフェイス
側面にHDDスロット、SDカードスロット、USBホスト端子

 対応形式は、動画がMPEG-1/2/4、AVI、ASF、WMV、MKV、H.264、MP4、RMP4、3D BD ISO。音声がDolby Digital、DTS、WMA、MP1/2/3/4、AAC、LPCM、FLAC、Vorbis、TrueAudio、APE Audio。静止画がJPEG、BMP、PNG、GIF。ISO再生などにも対応している。

 本体サイズは約185×158×56mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.3kg。HDMIケーブル、eSATAケーブル、USB 3.0ケーブル、赤外線リモコンなどが付属する。

PopcornHour C-300

 また、BDドライブと液晶ディスプレイを搭載する「PopcornHour C-300」も同時に予約を開始した。価格は39,800円。

 既存モデルの「PopcornHour C-200」の後継で、CPUをSMP8643(667MHz)からSMP 8647(800MHz)へ、ディスプレイが白青LCDから3.2型カラー液晶へ変更された。

 BD再生のほか、ネットワークメディアプレーヤーとしての機能も備える。SATA接続のHDDや光学ドライブなどを接続できる5インチベイ、2.5インチベイ、USB 2.0×5も搭載しており、A-400同様にメディアサーバーとしても動作させることができる。

 映像/音声出力インターフェイスはHDMI 1.3a、コンポーネント、Sビデオ、コンポジット、アナログ音声、角型デジタル音声、同軸デジタル音声。本体サイズは約425×290×80mm(同)、重量は約3.7kg。

(多和田 新也)