NECは、デスクトップPC「VALUESTAR」の春モデルを、1月21日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。搭載OSはWindows 7 Home Premiumで、Office Personal 2007をプリインストールする。

　春モデルは一体型を中心としたラインナップで展開。Core i5/i3搭載でマルチメディア機能重視の「VALUESTER W」をはじめ、スタンダードの「VALUESTAR N」、Athlon X2搭載スリムの「VALUESTAR E」、およびCore i7搭載機も用意した高性能セパレート型の「VALUESTAR L」の4機種が用意される。Wのみ2月10日発売、そのほかの機種は1月21日発売。

　VALUESTAR Wはいずれも1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応液晶を搭載。ヤマハが開発したスピーカーを搭載し、リアルな音質を実現。また、最上位の「VW970/WG」では、HDMIとD端子入力を備え、PCの電源をONにすることなく接続した機器の映像表示が可能。また、USB 3.0ポートを備えた。

　VW970/WGの主な仕様は、CPUにCore i5-650(3.20GHz/ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、Intel H55 Expressチップセット、Blu-ray Discドライブ、1TB HDD、地上デジタル/BS/CS110度対応ダブルチューナ、フルHD対応23型ワイドスーパーシャインビューEX IPS液晶などを搭載し、店頭予想価格は24万円前後の見込み。

　インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、SDカード(SDHC対応)/メモリースティック(PRO)/xD-Picture Card対応カードリーダなどを備える。

　本体サイズは576～629×240～345×467～480(幅×奥行き×高さ)、重量は約17kg。本体色はファインブラック。

　「VW770/WG」シリーズは、VW970/WGからUSB 3.0とHDMI入力/D端子入力を省いたモデル。店頭予想価格は22万円半ばの見込み。本体色はファインブラック、パールホワイト、クランベリーレッドの3色が用意される。

VW770/WG	VW670/WG

　「VW670/WG」シリーズは、VW770/WGからCPUをCore i3-530(2.93GHz/ビデオ機能内蔵)、液晶をマルチタッチ対応の21.5型のフルHD対応スーパーシャインビューEX、TVチューナを地デジ対応専用に変更したモデル。店頭予想価格は21万円前後の見込み。本体色はファインブラック、クランベリーレッドの2色が用意される。

　VALUESTAR Nは、モバイル向けのCore i5/i3を搭載したスリムスタンダードな一体型デスクトップ。液晶は1,600×900ドット表示対応の20型スーパーシャインビュー。

　上位の「VN770/WG」の主な仕様は、CPUにCore i5-430M(2.26GHz/ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、Intel HM55 Expressチップセット、1TB HDD、Blu-ray Discドライブ、地デジチューナなどを搭載し、店頭予想価格は20万円前後の見込み。

　インターフェイスは、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、SDカード(SDHC対応)/メモリースティック(PRO)対応カードリーダなどを備える。

　本体サイズは490×169～236×346～362mm(同)、重量は約8.4kg。本体色はファインブラック、パールホワイト、クランベリーレッドの3色が用意される。

VN770/WG	VN550/WG

　下位の「VN550/WG」は、VN770/WGからCPUをCore i3-330M(2.13GHz/ビデオ機能内蔵)、光学ドライブをDVDスーパーマルチ、HDDを500GBに変更し、地デジチューナを省いたモデル。店頭予想価格は17万円前後の見込み。重量は約8.2kg。そのほかインターフェイス、本体色などはVN770/WGに準じる。

VE570/WG

　VALUESTAR EはCPUにAthlon X2 3250e(1.5GHz)を採用したエントリーモデル。「VE570/WG」の1モデルのみが用意され、店頭予想価格は15万円前後の見込み。

　主な仕様は、CPUにAthlon X2 3250e、メモリ4GB、AMD M690Vチップセット(ビデオ機能内蔵)、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、地デジチューナ、1,366×768ドット表示対応18.5型スーパーシャインビューEX液晶などを搭載する。

　インターフェイスは、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、SDカード(SDHC対応)/メモリースティック(PRO)対応カードリーダなどを備える。

　本体サイズは485×156×340～344mm(同)、重量は約4.9kg。

　VALUESTAR Lは高性能なセパレート型デスクトップPC。仕様の違いで4モデルが用意される。

　最上位の「VL750/WG」は、CPUにCore i7-860(2.80GHz)、メモリ4GB、Intel H55 Expressチップセット、GeForce GT 220ビデオカード、1TB HDD、Blu-ray Discドライブ、などを搭載。インターフェイスとしてUSB 3.0×2を搭載。フルHD対応23型ワイドスーパーシャインビューEX液晶が付属し、店頭予想価格は25万円半ばの見込み。

　上位の「VL550/WG」は、VL750/WGからCPUをCore i5-750(2.66GHz)、光学ドライブをDVDスーパーマルチに変更し、USB 3.0を省いたモデル。店頭予想価格は21万円半ばの見込み。

　下位の「VL350/WG」は、VL550/WGからCPUをCore i3-530、HDDを500GB、ビデオ機能をCPU内蔵のものに変更したモデル。店頭予想価格は18万円前後の見込み。

　最下位の「VL150/WG」は、VL350/WGからメモリを2GB、液晶を1,440×900ドット(WXGA+)表示対応19型ワイドに変更し、店頭予想価格は16万円前後の見込み。

VL750/WG	VL550/WG
VL550/WG	VL150/WG

　そのほかのインターフェイスはほぼ共通で、USB 2.0×8、DVI(GeForce搭載モデルはHDMIも搭載)、Gigabit Ethernet、7in1マルチカードリーダなどを備える。

　本体サイズは220×401×343mm(同、スタビライザ設置時)、重量はGeForce搭載モデルが約9.3kg、非搭載モデルが約8.8kg。