ネットブックの拡大でノートPC販売金額が12.5%減、BCN調べ

7月9日 発表



 株式会社BCNは9日、全国の主要量販店の実売データを基にした「BCNランキング」における2009年6月までのノートPC市場の分析結果を公開。最新データで販売金額が12.5%減と2桁の減少になっている。

 ネットブック(BCNでは12.1型以下でAtomなどの低電圧CPUを搭載したノートPCと定義)のノートPC市場構成比が3割を超え、台数自体はプラス成長を続けているものの、単価の安いネットブックの拡大に伴って、販売金額が下がっているという。

 2009年2月まではネットブックの台数の伸びが前年比3割を超えるプラス成長だったため、金額も前年並み、もしくはプラス成長をキープしていたが、2009年3月以降、台数の伸びが20%台に鈍化し、金額がマイナス成長に。2009年5月は台数で41.9%増で金額も前年並みに戻ったが一時的なもので、2009年6月は台数で前年比21.6%増にとどまり、金額は同12.5%減と2桁のマイナス成長となった。6月の構成比では、ネットブックが33.1%を占めるという。

ノートPCの販売金額、台数の前年同月比
データ出典:BCNランキング

 2009年6月のネットブック平均単価は41,500円(税抜)で、1年間で25%下落。また、通常のノートPCの平均単価も下がっており、12%下落の101,600円(同)。BCNでは、低価格なネットブックの拡大に加えて、ノートPCの価格下落が、大きく前年割れした要因になったとみている。

 メーカー別のノートPC台数シェアは、東芝(19.9%)、富士通(17.8%)、NEC(15.8%)が上位を争う構図に変化は無いが、ASUSTeKが8.4%で4位となり、ソニーの7.7%を超えている。直後には日本エイサーが6.7%で続き、台湾の2社がシェアを拡大している。

 東芝はネットブックで急激にシェアを拡大しており、2009年6月の台数シェア15.3%で、ASUSTeK、日本エイサーに続く3位という。BCNは、国内大手メーカーからネットブックが出揃い、今後はこうした低価格製品での利益確保が課題になると分析している。また、ハイスペックマシンの存在意義の伝え方、売り分け方が試されており、ノートPC市場において2009年が重要な年になるとしている。

主要PCメーカー別 販売台数シェア
データ出典:BCNランキング

(2009年 7月 9日)

[Reported by 山田 幸治]