LG Electronics Japan株式会社は、白色LEDバックライトを採用した24型ワイド液晶「W2486L」を6月下旬以降に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台前半の見込み。

　バックライトに白色LEDを採用し、消費電力の低減と薄型化を実現。ベゼル下部に84個のLEDを直列に配置したエッジライト方式を使い、導光板や集光/光学/反射シートを用いてパネル全体に対して均一に光を当て、輝度や色のムラを低減しているという。また、直下照射のCCFL(蛍光管)と比較して消費電力を約4割削減し、バックライトの消費電力は約28Wとしている。エッジライト方式の採用と電源をACアダプタによる外部電源にしたことで、最薄部20.5mmの薄型筐体を実現した。

　白色LEDバックライトにより細かな光の制御が可能になり、同社の映像エンジン「F-Engine」のデジタルファインコントラスト機能と組み合わせることで、最大200万:1のコントラスト比を達成した。

　このほか、動画以外の部分を暗くする「シネマモード」、1時間/2時間のタイマーによる告知機能、部屋の明るさに応じた輝度の自動調整機能を搭載。「FUN機能」はFUNボタンに3つの機能があり、写真向けにぼかしやセピア、白黒に表示できる「Photo Effect」、4:3映像向けのアスペクト比固定拡大機能、一時的に低解像度に切り替えてフル画面表示することでズーム効果が得られる「EZ ZOOMING」を選択できる。

　主な仕様は、解像度1,920×1,080ドット(フルHD)、表示色数1,670万色、応答速度5ms(中間色2ms)、コントラスト比1,000:1、輝度250cd/平方m、視野角が上下160度/左右170度。パネルはTN方式。

　インターフェイスはDVI-D(HDCP)、ミニD-Sub15ピン、HDMI×2の4系統を備える。本体サイズは577.4×198.4×440.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.7kg。