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日本語版Cortanaを実装したWindows 10 Previewビルド10532が公開

日本語版Cortanaのスケジュール

 米Microsoftは28日、Windows Insider向けにWindows 10 Previewビルド10532の提供を開始した。同ビルドには日本語版Cortanaが実装されており、Windows Insider Programに登録し、Fast Ring設定をしておくことで、Windows Update経由でインストールできる。

 Insider Preview自体、早期検証目的のものだが、日本語版Cortanaもまだ開発途中のもので、日本マイクロソフトによれば、できることはまだ限られており、音声も本来のものではないという。

 現時点で利用可能な機能の1つは、スケジュールで、カレンダーアプリに予定を入れておくと、Cortanaが今日の予定や次のミーティング内容を表示してくれる。また、音声を使って「今日の予定は?」、「次のミーティングは?」と聞くこともできる。

 リマインダー機能もあり、「リマインダーを作って」と話して、やるべきことをCortanaに覚えさせることができるほか、Peopleアプリに登録されている連絡先であれば、事前にリマインドを登録しておくことで、メールアプリでメールを送信する際に知らせてくれる。

 また簡単な雑談も可能。

リマインダー
雑談

 このほか、ビルド10532では、右クリックで開かれるコンテキストメニューの見た目がOS全体のテーマに合わせ見直されている。既知の問題として、1つ前の10525では、64bit版Chormeが動作しない不具合があり、新ビルドでも依然として問題がある。これについてはGoogleは問題を把握しており、対策が進められているが、Chrome 32bit版および64bitの開発者向けCanaryビルドは動作するという。また、いくつかの端末ではWindows Helloによる顔認証サインオンができないが、その場合PINコード、パスワード、指紋では認証できる。

新しいコンテキストメニュー。今後も変更の予定がある

(若杉 紀彦)