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国内アニメスタジオの要望も取り入れた3Dソフト「LightWave 2015日本語版」

 株式会社ディストームは、米NewTekが開発する3D CG作成ソフト「LightWave 2015日本語版」を3月3日より発売する。税別価格は、新規ライセンスパッケージ版が149,000円、同ダウンロード版が148,000円、アップグレードパッケージ版が59,800円、同ダウンロード版が58,800円。

 新バージョンは、あらゆる3Dソフトウェアの中でシンプルな操作性と安定性を最重要視し、米国TV制作者はもとより、日本国内にあるアニメスタジオのアーティストたちからの要望も数多く取り入れたたと言う。

 物理演算シミュレーションに、バネやヒンジに対応する「コンストレイント機能」が追加。車のサスペンションが地形に沿って動いたり、人形が階段から転げ落ちるようなシミュレーションで威力を発揮する。

 「交差エッジ機能」により、ジオメトリの交差箇所におけるセルエッジをビューポートプレビューレンダリング上でリアルタイムに確認しながらセルレンダリング可能になり、アニメスタジオなどで重宝する。また、「パッチ境界機能」によって、サブデイビジョンパッチの境界線もレンダリングできるようになった。

 このほか、背景画像に対して、シーン上の床面や壁、オブジェクトの配置を自然かつインタラクティブにマッチングできる「パースペクティブのマッチング」機能なども搭載する。

(若杉 紀彦)