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ASUS、マザーボードを累計5億枚販売

~i486マザーボードの写真などを公開

 ASUSのゲーミングブランドR.O.G.の公式ブログにて、同社はマザーボードを累計5億枚販売したことを明らかにした。これに合わせて、これまで投入してきた旧マザーボード4製品の写真を公開した。

 1枚目は1994年に投入した「PCI/I-486SV2」。CPUソケットはSocket 3で、486やオーバードライブプロセッサをサポート。コードネーム「Saturn II」と呼ばれたIntel 420ZXチップセットを採用しており、72ピンのSIMMスロットを4基、PCI 2.1スロットを3基、ISAスロットを4基搭載。50ピンのSCSIをサポートし、ハイエンドとして位置付けられていた。フォームファクタはBaby AT。

 2枚目は1996年に投入した「P55T2P4D」。Socket 5となり、デュアルのPentiumプロセッサをサポート。Intel 430HXチップセットを搭載していた。CPUソケット付近に見える茶色のスロットは共有L2キャッシュ用。また、4番目のPCIスロットの先には茶色のスロットが見えるが、これはASUSの独自スロット「ASUS media bus」で、PCIビデオカードとISAサウンドカードを1枚に統合したものが用意されているという。黒のISAをスロットの横に見える4つの茶色のスロットはEISA。フォームファクタはAT。

 3枚目は1997年に投入した「XP5NP5」。Socket 8を備えており、Pentium Proをサポート。チップセットはIntel 440FX。この頃からコンシューマ向けプロセッサとワークステーション/サーバー向けプロセッサ(Xeon)は分離した。こちらもASUS media busを搭載している。フォームファクタはATX。

 そして4枚目は1999年に投入した「P3B」。ベストセラーとなった「P2B」の後継モデル。Slot 1で、Pentium II/IIIなどをサポートしている。SDR用メモリスロットやAGPスロットが見える。オンボードのDIPスイッチでオーバークロックが可能となっていた。フォームファクタはATX。ROGチームにはこのマザーボードに挿さるPentium IIがあり、16年経過した現在でも起動できたという。

(劉 尭)