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JDI、タブレット向けタッチ機能内蔵液晶「Pixel Eyes」を今秋より量産開始

~WQXGA/4Kタブレットの薄型/軽量化に期待

6月19日 発表

 株式会社ジャパンディスプレイは19日、高解像度タブレットに向けた、タッチセンサーを液晶ディスプレイモジュールに内蔵する「Pixel Eyes」の要素技術開発を完了したことを発表。2014年秋からの量産開始を目指す。

 Pixel Eyesは、タッチセンサー機能を別部品としてではなく、ディスプレイに埋め込むことでタッチパネルを不要化し、ディスプレイモジュールの薄型/軽量化、透過率向上を実現する技術。これまでスマートフォン向けに5型フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイなどを提供してきた。

 タブレット向けには、7型を超えるWQXGA(2,560×1,600ドット)や4K(3,840×2,160ドット)のパネルを計画。タッチセンサーに使用する低抵抗の配線技術を開発し、独自の駆動技術を組み合わせることで、ディスプレイ大型化に伴う駆動性能の課題を克服した。

 現在、千葉県の茂原工場で1,500×1,850mmガラス基板(第6世代)の低温ポリシリコン液晶パネルラインの整備を行なっており、2014年秋からの高解像度タブレット向けPixel Eyes量産に向けて準備を進めているという。

(多和田 新也)