ルネサス、USB 3.0 Hubコントローラの認証を世界で初めて取得

　ルネサス エレクトロニクス株式会社は、同社のUSB 3.0 Hubコントローラ「μPD720210」が、USBの仕様策定団体のUSB Implementers Forum(USB-IF)の認証を、世界で初めて取得したと発表した。

　USB-IFが行なうUSBコンプライアンス試験は、USB機器の互換性向上のため、規格に正しく準拠しているかを保証するためのもので、認証を取得した製品はいわゆる“USB Certifiedロゴ”を掲示することができる。μPD720210はUSB 3.0対応機器が該当するSuperSpeed USBの認証を、USB Hubコントローラとして世界で初めて取得した。

　「μPD720210」は、2012年10月に出荷を開始した、4ポートのUSB 3.0対応Hubコントローラ。USBの5V電源を周辺部品が必要とする3.3Vや1.05Vへ降圧するレギュレータや、バッテリチャージ規格に対応した充電サポート機能などを、9×9mmのQFN(Quad Flat No-Lead)パッケージに集約している。

　HubコントローラがUSB-IFによる認証を取得したことにより、今後、USB Certifiedロゴを取得したさまざまな周辺機器の登場が期待される。