NECパーソナルコンピュータ株式会社は、ノートPC「LaVie」シリーズの2012年秋冬モデルを10月26日より順次発売する。価格はオープンプライス。

　新たにWindows 8を搭載し、新UIに合わせて一部モデルでタッチパネルを採用。また、付属のワイヤレスマウス、内蔵のスライドパッドがWindows 8に対応した。このほかスペック面が強化されている。

　フラグシップA4ノートの「LaVie L」シリーズは、新たにThunderboltポートを追加し、タッチパネル液晶を搭載した。筐体サイズは前モデルと同じだが、重量は約200g増えて約3.3kgになった。

　上位の「LL770/JS」は、Core i7-3630QM(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応15.6型タッチパネル液晶、Office Home and Business 2010を搭載。無線LAN経由で使える3波チューナ「ワイヤレスTVデジタル」が付属する。発売は11月1日、店頭予想価格は205,000円前後の見込み。

LL750/JS

　下位の「LL750/JS」は、ディスプレイが1,366×768ドット表示対応15.6型タッチパネル液晶になり、ワイヤレスTVデジタルが付属しない。店頭予想価格は180,000円前後の見込み。本体色はクリスタルブラック/レッド/ホワイト/ゴールドの4色。

　インターフェイスはUSB 3.0×4(1つは電源OFF充電対応)、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Thunderbolt(Mini DisplayPort)、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　メインストリーム向けの「LaVie S」シリーズは、4モデルを発売。上位モデルでタッチパネルを搭載し、全モデルでWebカメラが720p対応の92万画素に強化された。

LS550/JS

　上位の「LS550/JS」は、Core i5-3210M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 750GB、BDXLドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型タッチパネル液晶、Office Home and Business 2010を搭載。発売時期は2012年冬、店頭予想価格は160,000円前後となる見込み。

　フットプリントは夏モデルと同じだが、タッチパネルを採用したことで厚さが32.1～34.3mmに増えた(従来モデルは31.1mm)。本体色はクロスブラック/ホワイト/レッド/ゴールドの4色。

　このほか、タッチパネルなしの中位モデル「LS450/JS」、Pentium搭載の下位モデル「LS150/JS」、LS150/JSのバッテリを長時間タイプに変更しワイヤレスTVデジタルを同梱した「LS170/JS」が10月26日に発売。店頭予想価格は順に、140,000円前後、110,000円前後、140,000円前後の見込み。

　LaVie Sをベースにした「とことんサポートPC」も2013年1月以降に発売予定。従来よりもサポート内容を充実させたほか、今季のLaVie S採用でタッチパネルに対応し、テンキーが3列から4列に強化された。店頭予想価格は145,000円前後となる見込み。

LaVie S とことんサポートPC LS200/JS

LaVie E

　エントリータイプの「LaVie E」シリーズは、従来の14型から15.6型に大型化。筐体の変更に伴い、キーボードに4列テンキーが追加された。

　主な仕様は、Celeron B800(1.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶を搭載。

　発売は10月26日、店頭予想価格は、Office Home and Business 2010を搭載する「LE150/J2」が90,000円前後、Office Personal 2010の「LE150/J1」が87,000円前後の見込み。

　インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、SDカードスロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　バッテリ駆動時間は約5.8時間。本体サイズは375×245×34.3～35.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。