日本Shuttle株式会社は、Intel X79、Z77チップセットを搭載するキューブベアボーン2モデルと、Atom D2700(2.13GHz)搭載でファンレスのスリムベアボーン2モデルを4月28日より発売する。価格はオープンプライス。

　「SX79R5」はX79ベースでSandy Bridge-E対応、「SZ77R5」はZ77ベースのIvy Bridge(95Wまで)対応キューブベアボーン。店頭予想価格は前者が37,800円前後、後者が32,800円前後の見込み。

【17時30分訂正】記事初出時、 SZ77R5の価格を37,800円としておりましたが、メーカーより32,800円に訂正されました。

　アルミのMini-ITX対応シャーシ「R5」を採用するほか、電源には500W(80PLUS BRONZE)を標準搭載してビデオカード選択の柔軟性を高めた。ドライブベイは5インチ、3.5インチ、3.5インチシャドウそれぞれ1つずつ。

　SX79R5の対応メモリはDDR3-1600/1333、スロットは4つ。拡張スロットはPCI Express x16×2、Mini PCI Express、mSATA。ネットワーク機能はGigabit Ethernet×2を備える。付属のCPUクーラーはヒートパイプ4本(通常は3本)で冷却能力を高めた。

　SZ77R5の対応メモリはDDR3-1600/1333、スロットは4つ。拡張スロットはPCI Express x16、同x4、Mini PCI Express、mSATAが各1つ。Gigabit Ethernetは1つだが、CPU内蔵グラフィックス出力用のDVI-I、HDMIを備える。付属のCPUクーラーはヒートパイプ3本のタイプ。

　そのほかのインターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0、USB 2.0、eSATA、音声入出力などを備える。フロントのUSB 2.0ポートは急速充電やPC電源OFF時の充電に対応する。

　本体サイズは216×332×198mm(幅×奥行き×高さ)。

XS35 V3

XS36V

　「XS35 V3」は「XS35 V2」の後継モデル。CPUをAtom D2700に強化したほか、CPU内蔵グラフィックスによるHDMI出力に対応した。店頭予想価格は15,800円前後の見込み。

　そのほかの特徴は従来通りで、スリム光学ドライブベイや、VESAマウント対応オプションなどの特徴を継承する。本体サイズは38.5×252×162mm(同)。

　「XS36V」は、XS35よりも奥行きを約5cmコンパクトにした筐体を採用。店頭予想価格は17,800円前後の見込み。

　スリム光学ドライブベイの代わりに、シリアルポート×2などを備える。本体サイズは36×200×160mm(同)。

　2モデル共通で対応メモリはDDR3-1066、スロットはSO-DIMM×2。電源は40WのACアダプタ。ディスプレイ出力にDVI-D(XS36Vのみ)、ミニD-Sub15ピン、HDMIを装備。USB 2.0、SDカード/メモリースティック対応カードリーダを備える。