Intel、Sandy BridgeベースのCore i7 Extreme Edition
〜Intel X79 Expressチップセットや純正水冷キットも発表

11月14日 発表



 米Intelは14日、ハイエンドデスクトップCPU「Core i7-3960X Extreme Edition」、および対応チップセットであるIntel X79 Expressなどを発表した。国内でも即日出荷開始される。

 今回発表になったCPUは、Core i7-3960X Extreme Edition(以下、3960X)と、Core i7-3930K(3930K)の2製品。1,000個ロット時のOEM価格はそれぞれ76,860円、43,090円。これまで、最上位のExtreme Editionは、マイクロアーキテクチャが1世代前のNehalemだったが、3960Xと3930KはSandy Bridgeベースとなる。

 数値的なスペックを見ると、3960Xは990Xと比べ、コア数は6、スレッド数は12で共通、ベースクロックは3.46GHzから3.3GHzに下がっているが、Turboクロックは3.73GHzから3.9GHzに上昇、L3キャッシュ容量は12MBから15MB(1コアあたり2.5MB)へ増量した。なお、CPU自体は8コアだが、2コア分を無効にする形で6コアとなっている。ダイサイズは20.8×20.9mmで、トランジスタ数は22億7千万。

 製造プロセスは同じ、32nmで、TDPも130Wと変わっていない。ただし、アーキテクチャが変わったことで、CPUパッケージは、LGA2011という新しいものに変更された。アーキテクチャの変更に伴い、これまでチップセット側にあった、PCI ExpressやメモリコントローラはCPUに内蔵された。PCI Expressは32レーンから40レーンに増え、2×x16+x8、x16+3×x8、x16+2×x8+2×x4といった構成が可能。なお、PCI Express Gen3には、技術的には対応しているが、検証が済んでいないため、公式には対応を謳っていない。メモリは、トリプルチャネルからクアッドチャネルになり、クロックも1,066MHzから1,600MHzに向上した。

CPU裏面。ピン数は2,011 ダイの写真

 これらにより3960Xは、990Xと比較して、ビデオ編集で20%、メモリ性能で103%、3Dゲーム物理で34%、2600Kとの比較では、順に52%、114%、46%性能が向上しているという。

 なお、リテール販売されるCPUは、ファンが別売となるが、今回純正の水冷キットが発売される。米国での価格は85〜100ドル程度。

 そのほかのCPUの主な仕様は下表の通り。なお、2012年第1四半期に発表予定の3820も仕様だけ公開されているので、合わせて記す。

【表】各CPUの主な仕様
  クロック(GHz) Turboクロック(GHz) コア数 L3(MB) メモリ TDP(W)
3960X 3.3 3.9 6 15 4ch DDR3-1600 130
3930K 3.2 3.8 6 12 4ch DDR3-1600 130
3820 3.6 3.8 4 10 4ch DDR3-1600 130
990X 3.46 3.73 6 12 3ch DDR3-1066 130
2700K 3.5 3.9 4 8 2ch DDR3-1333 95

【お詫びと訂正】初出時に、3820のTurboクロックが誤っておりました。お詫びして、訂正させて頂きます。

 必然的にIntel X79 Expressチップセットは1チップ構成となり、CPUとは20GbpsのDMIで接続される。主な仕様は、USB 2.0×14、Gigabit Ethernet MAC、PCI Express x1×8、SATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×4、HDオーディオなど。

 Intelからは同チップセット搭載マザーボードとして、「DX79SI」が発売される。メモリ×8、PCI Express x16×3、PCI Express x1×2、PCIなどを装備し、店頭予想価格は2万円を切る見込み。

Intel X79 Express ブロックダイヤグラム
DX79SI 純正の水冷キット

(2011年 11月 14日)

[Reported by 若杉 紀彦]