日本エイサー、Tegra 2搭載10.1型で39,800円のAndroidタブレット

「ICONIA TAB A500」

7月上旬~中旬 発売
価格:39,800円



 日本エイサー株式会社は、Android 3.0を搭載した10.1型タブレット「ICONIA TAB A500」を6月15日より予約開始し、7月上旬から中旬にかけて出荷開始する。価格は39,800円。

 ICONIA TABシリーズとしてはWindows 7を搭載する「W500」が発売済みで、そちらが主に法人向けなのに対し、A500は個人をターゲットとした製品。ハードウェアについては、先行する他社製品と大きな違いはないものの、標準のソフトウェアやサービスの面で差別化を図っている。

 主な仕様は、Tegra 2(1GHz)、メモリ1GB、SSD 16GB、1,280×800ドット表示/10点マルチタッチ対応10.1型液晶、Android 3.0を搭載。インターフェイスは、microSDカードスロット、200万画素前面カメラ、500万画素LED付き背面カメラ、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、USB 2.0、Micro USB、Micro HDMI、ヘッドフォン端子、ドルビーモバイル対応ステレオスピーカーなどを内蔵。センサーは、照度センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、イーコンパス、GPSを装備する。USBおよびmicroSD用にはパッチがあてられており、標準で各フラッシュメモリに対応する(ただし、ファイラーソフトは非添付)。

 バッテリ容量は24.1Whで、HDビデオ再生時のバッテリ駆動時間は約8時間。本体サイズは260×177×13.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約765g。本体デザインはW500と共通で、上下の端に丸みを持たせ、前面はブラックとシルバーのツートン、背面はヘアラインの入ったシルバーで統一されている。

本体背面。上側の蓋を開けるとmicroSDカードスロット。右上にカメラ、左右の下側にスピーカー本体上面。音量ボタンと、回転ロックスイッチ本体左側面。電源ボタン、ヘッドフォン端子、Micro HDMI
本体底面。ドッキングコネクタ本体右側面。USB、Micro-USB、ACジャック

 「Acer Zone」という独自のランチャーソフトが搭載され、ホーム画面には「ソーシャル」、「マルチメディア」、「ゲーム」、「eReading」という4ジャンルのアイコンが配置される。

 ソーシャルとして独自ソフトの「SocialJogger」が搭載。FacebookおよびTwitterの投稿を一度に閲覧できる。ゲームには「Lets Golf」、「Need for Speed Shift」、「Hero of Sparta」が搭載。いずれもTegra 2に最適化されたHDゲームとなる。このほか、eReading用アプリ「LumiRead」、本体を傾けて操作できる「フォトブラウザ3D」などもプリインストールされる。

 なお、これら以外のアプリも自由に各ジャンルに登録できる。

 また、Android 3.0に最適化したバージョンの日本語入力システム「Simeji」が当面の間独占的に提供され、独自のDLNAベースのコンテンツ管理/再生アプリ「clear.fi」も搭載する。

 コンテンツサービスとして、media2Uのサービスが利用可能で、有償の音楽や動画をストリーミングで楽しむことができる。また、スペシャルコンテンツとしてアップルシード全13話と劇場版を無償で視聴できる。

 オプションとして、充電ドックも発売。店頭予想価格は6千~7千円前後。イヤフォン端子のほか、専用のリモコンが付属。本体をドックに接続すると、メディア再生ソフトの「nemoPlayer」が自動的に起動し、各種操作をリモコンで行なうことができる。ドックは2段階に角度を調整可能。

別売の充電ドック角度を2段階に調整可能背面にACとヘッドフォン端子
nemoPlayer用リモコンが付属本体を接続したところ

(2011年 6月 15日)

[Reported by 若杉 紀彦]