インテル、FPGAを統合した組み込み向けAtom

11月24日より順次出荷



 インテル株式会社は24日、初めてFPGAを統合した組み込み向けCPU「Atom E600C」シリーズを発表した。

 出荷時期は、クロック1.3GHz/TDP 3.6WのAtom E665Cと、クロック1GHz/TDP 3.6WのAtom E645Cは11月24日より60日以内、クロック600MHz/TDP 2.7WのAtom E625Cは2011年第1四半期を予定している。

 いずれも、アルテラのFPGAを内蔵し、ユーザーが独自仕様のI/Oインターフェイスや高速接続、メモリインターフェイスなどを統合できる。これにより、産業用機械や移動用医療機械など、多用な組み込み用途に対応する。また、開発コストの削減とボードスペース削減を実現する。

 E665CとE645C、E625Cはいずれも動作温度環境が0~70℃だが、-40~85℃の広温度範囲環境に対応したモデル(型番末尾:T)も用意されている。

(2010年 11月 24日)

[Reported by 劉 尭]