レノボ・ジャパン株式会社は、コンシューマ向けノートPC「IdeaPad(アイデアパッド)」シリーズを拡充し、13.3型ワイド液晶搭載の「U350」と15.6型ワイド液晶搭載の「Y550」を9月5日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

　U350は超低電圧版(ULV)CPUを搭載し、本体サイズが328×228×17～24.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量が1.6kgの薄型軽量ノートPC。搭載OSはWindows Vista Home Premium(32bit)。

　振動検知時にHDDのヘッドを待避するアクティブ・プロテクション・システムを搭載し、本体の落下や衝撃などからHDDデータを保護する。また、DDR3メモリを採用し、性能を高めた。

　さらに、ヘッドフォンでバーチャル5.1chサウンドを再現する「Dolby Sound Room」技術、システムを迅速に復元できる「OneKey Rescue System」、顔認識によるパスワード認証「VeriFace」技術などを搭載する。CPU/HDD容量、およびOfficeの有無で計5モデルが用意される。

　下位の「29633DJ」は、CPUにCeleron 723(1.2GHz)、メモリ4GB、Intel GS40 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、250GB HDD、1,366×768ドット表示対応LEDバックライト13.3型ワイド光沢液晶などを搭載する。店頭予想価格は7万円前後の見込み。

　中位の「29633EJ」は、上記からCPUをCore 2 Solo SU3500(1.4GHz)、チップセットをIntel GS45 Express(同)、HDDを320GBに変更したモデル。店頭予想価格は85,000円前後の見込み。

　上位の「29633HJ」は、29633EJからCPUをCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)、HDDを500GBに変更したモデル。店頭予想価格は10万円前後の見込み。

　また、29633DJと29633HJにはそれぞれOffice Personal 2007プリインストールモデル(29633FJ/29633GJ)が用意される。差額はプラス2万円。

　インターフェイスはほぼ共通で、4in1カードリーダ、USB 2.0×3、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth Ver.2.1+EDR、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　バッテリは4セルのリチウムイオンで、駆動時間は約5時間。本体色はダークブラウン。

Y550

　Y550は、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶を搭載したマルチメディア重視のノートPC。Office Personal 2007をプリインストールする。

　U350と同様、DDR3メモリの採用や、Dolby Sound Room、Onekey Rescue System、VeriFace技術を搭載するほか、ThinkPadの技術を継承したキーボードを採用し、優れたキータッチを実現するという。また、使用頻度の高いESCとDeleteキーを大型化した。CPUとOS、HDD容量などの違いで2モデルが用意される。

　下位の「4186J6J」は、CPUにCore 2 Duo P8700(2.53GHz)、メモリ4GB、Intel GM45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium(32bit)などを搭載する。店頭予想価格は10万円前後の見込み。

　上位の「4186J4J」は、上記からCPUをCore 2 Duo P8800(2.66GHz)、チップセットをIntel PM45 Express、HDDを500GB、OSをWindows Vista Home Premium(64bit)に変更し、GPUとしてGeForce GT 130M(512MB)を追加したモデル。店頭予想価格は13万円前後の見込み。

　インターフェイスはほぼ共通で、ExpressCard/34スロット、6in1カードリーダ、USB 2.0×3(うち1つはeSATAと共用)、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth Ver 2.1+EDR、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は4186J6Jが約4.8時間、4186J4Jが約4時間。本体サイズは384.2×254.5×26～37mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.75kg。