ソニー、Windows XP搭載の「VAIO type P」エントリーモデル
~最小構成で67,800円

VAIO type P

6月6日 発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、封筒サイズの超小型ノートPC「VAIO type P」のエントリーモデルとして、OSにWindows XP Home Editionを搭載する「VGN-P50」を6月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85,000円前後の見込み。本体色はクリスタルホワイト、ペリドットグリーン、ガーネットレッドの3色。春モデルの「VGN-P80H」、「VGN-P70H」も継続販売される。

クリスタルホワイトペリドットグリーンガーネットレッド

 スペックや機能を抑えてOSをWindows XPに変更したエントリーモデル。Vista搭載モデルからメモリは1GBになり、Webカメラを省いた。機能面では、HD動画の再生支援やウィンドウ整列ユーティリティ、VAIO Media plus/MusicBoxなど多くの機能が利用できないが、インスタントOSの「インスタントモード」は搭載される。

 一方で、HDD容量を80GBに増量、標準でFOMAハイスピード対応のワイヤレスWANを内蔵し、新たにインスタントモードでもワイヤレスWANに接続可能になった。ただし、ワイヤレスWAN内蔵のVistaモデルにあったGPS機能は使えず、プロアトラスSV4 for VAIOも搭載しない。

 春モデルを購入したユーザー向けに、サポート無しながらWindows XPのドライバがVAIOサポートページで提供され、インスタントモードのワイヤレスWAN対応および無線LANとワイヤレスWANの同時使用、DPIを大きくした場合の不具合にVAIO Updateで対応する。

 店頭モデルVGN-P50の主な仕様は、Atom Z520(1.33GHz)、メモリ1GB(オンボード、最大値)、HDD 80GB、US15Wチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,600×768ドット表示対応8型ウルトラワイド液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載。

 インターフェイスはUSB 2.0×2、SDカード/MMCスロット、メモリースティックデュオ(PRO-HG)スロット、IEEE 802.11b/g/nドラフト無線LAN、FOMAハイスピード対応ワイヤレスWAN、Bluetooth 2.1+EDR、ステレオミニジャックを備える。

 バッテリ駆動時間は約4時間、オプションの大容量バッテリでは約8.5時間。本体サイズは約245×120×19.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約626g。

 カスタマイズ対応のVAIO・OWNER・MADEモデルは、Windows XPの「VGN-P61S」が追加され、最小構成価格は67,800円。これまでの「VGN-P91」は、5,000円値下げされ74,800円から。新たにソニースタイル限定の本体色パイライトゴールド、キーボード色ダークブラウンが選択可能になったほか、これまでのクリスタルホワイト、ペリドットグリーン、ガーネットレッドにレーザーによる焼き付けで柄を追加した天板も用意される。スペック面のカスタマイズは、CPUにAtom Z550(2GHz)、容量256GBのSSDが追加された。

ソニースタイル限定の新色パイライトゴールドカスタマイズ限定色のオニキスブラックと、キーボードの新色ダークブラウンの組み合わせ
レーザーで柄を付けた天板デザイン

(2009年 5月 26日)

[Reported by 山田 幸治]