パイオニア株式会社は、アップスケーリング機能付きのDVD再生ソフトを添付したポータブルDVDドライブ「DVR-XD08」を5月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

　付属のDVD再生ソフト「PowerDVD 7」で、解像度を720×480pから1,920×1,080p、フレームレートを30fpsから60fpsに疑似変換するアップスケーリング機能を搭載。過去に同ソフトは、据え置きタイプのドライブに添付され発売されたことがあったが、ポータブルタイプでは初となる。

　このほか、ディスク表面の汚れやキズなどで、オーディオCDのデータが読み取れなかったときに、欠落している部分のデータを補完するのではなく、パラメータを変化させながら高速でリトライを行ない、音声データをより忠実に読み取れるという「PURE READ」機能、汚れやキズなどがついたDVDでも再生の可能性を高める「PowerRead」機能、ディスクの回転を最適化することでDVD再生時の騒音を抑える静音ファームウェアを搭載する。

　書き込み速度は、DVD±R/+RWが8倍速、DVD±R DL/-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-R/-RWが24倍速。読込み速度はDVD-ROMが8倍速、CD-ROMが24倍速。キャッシュは2MB。インターフェイスはUSB 2.0。

　そのほかの付属ソフトは、オーサリングソフト「PowerProducer 5」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector 7」、ライティングソフト「Power2Go 6」、PURE READ機能の設定が行なえる「パイオニアドライブユーティリティ」など。

　本体サイズは150.3×161×18.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は360g。付属品はACアダプタ、USBケーブルなど。