ニュース

マウス、外付け水冷で39dBに静音化できるゲーミングノート

G-Tune H5-LC

 株式会社マウスコンピューターは、着脱可能な外付け水冷ユニットにより静音化が図れる15.6型ゲーミングノート「G-Tune H5-LC」を発売した。価格はオープンプライスで、実売予想価格は37万円前後の見込み。

 専用の着脱式水冷BOXが付属するゲーミングノートで、本体後部にワンタッチで装着できる。装着時はCPUやGPUといった発熱部分を、本体内蔵の冷却機構と水冷BOX両方で冷却することができ、空冷のみ利用した場合と比較してファンの回転数を抑え、静音性を向上させられる。

 同社の測定によれば、空冷のみの場合は負荷時で約49.1dBになる騒音を、水冷BOX併用で約39dBへと約25.8%削減できるとしている。加えて、冷却性能が向上するため、CPU温度が約7℃、GPU温度が約21℃低下。温度上昇に伴う性能抑制を抑え、本来の性能が発揮しやすくなるとしている。

 水冷BOXの本体サイズは75×187×294mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.1kg(冷却液が入っていない状態)と小型軽量のため、場所を取らずに設置でき、外出先への持ち運びも可能。接続時はPC背面にあるコネクタに水冷チューブを取り付け、設定アプリ「コントロールセンター」から接続状態に設定して使用。取り外し時は水冷チューブ側のロック機構を押さえながら抜くだけで取り外しできる。

空冷のみの状態でも利用できる
着脱可能な水冷機構
水冷BOX単体
水冷BOX装着時は騒音が下がる
温度も大きく低下する
水冷BOX装着時、CPU性能が向上
GPU性能も改善する

 このほか、Dolby VisionとDolby Atmosへの対応、リフレッシュレート240Hzの液晶パネルの搭載などが特徴となっている。

 主な仕様は、CPUにCore i9-12900H、メモリ32GB、ストレージに1TB NVMe SSD、GPUにGeForce RTX 3070 Ti(8GB)、液晶に2,560×1,440ドット(WQHD)/240Hz表示対応15.6型液晶ディスプレイ、OSにWindows 11 Homeなどを搭載する。

 インターフェイスはThunderbolt 4、USB 3.1、USB 3.0×2、2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、100万画素/Windows Hello対応Webカメラ、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約7.5時間。本体サイズは360.2×243.5×28mm(同)、重量は約2.27kg。

水冷ユニット装着時