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Adobe、Webブラウザ上で録音から編集まで完結できる「Project Shasta」。文字起こしテキスト編集で音声編集が可能

Project Shasta。文字起こししたテキストから音声が編集できる

 Adobeは、Webブラウザ上で音声録音から編集まで行なえるサービス「Project Shasta」を発表した。Podcast収録などで活用できるもので、現在招待制のテストを実施している。

 Web上でプロジェクトを作成し、その中で音声の録音や編集、完成データのダウンロードまで行なえるサービス。すべてWebブラウザ上で動作し、ほかのユーザーを招待し、複数人でのリモート録音も行なえる。

 録音データをAIが文字起こしすることで、波形を見ることなく、テキスト編集を行なうように音声編集できるのが大きな特徴。さらに、マイクのゲインや位置調整といったセットアップを視覚的に支援する機能や、強力な音声補正機能など、各所にAIを活用している。

 編集用のAIフィルタは今後順次拡張していく予定で、BGMなどの音源追加機能も用意。なお、現在WebブラウザはGoogle Chromeのみ、言語は英語のみをサポートしており、招待はProject Shastaのページからリクエストできる。

AIによる編集フィルタ。現在はノイズを抑え、声を聞き取りやすくするEnhance speechが利用できる
マイクのセットアップを支援する機能も用意
BGMなどの音源もあとから追加可能