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AMDのCPUシェアが25%に迫る

x86 CPUシェア(出典:Mercury Research)

 調査会社Mercury Researchの最新調査によると、2021年第3四半期のx86 CPU市場シェアにおいて、AMDのシェアは前年比2.2%増となり、24.6%に達したと発表した。

 2020年後半は、教育市場向けChromebookやローエンドでIntelがシェアを伸ばしていたが、2021年第3四半期はこの特需がなくなり、モバイルCPUとしては史上最悪となる出荷減となったため、エントリー向けCPUは50%も減少した。もっとも、これはCOVID-19流行前の水準に戻っただけだとしている。その一方でデスクトップやサーバーなどほかの市場は10%増となっている。

 このところハイエンドデスクトップでAMDに押されている印象のあるIntelだが、実はデスクトップでも前年比3.1%増という好結果。この四半期は上位モデルよりもCore i5やRyzen 5の方が売れたという。しかしAMDはサーバー向けとモバイル向けでシェアを伸ばしていて、最終的にはx86 CPUで約25%のシェアに迫る勢いとなった。

分野別のCPUシェア(出典:Mercury Research)