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Android 4月度セキュリティ更新適用でPixel 5の3D性能が5割向上

Google「Pixel 5」

 既報のとおり、Googleは5日(現地時間)、Android向けに4月度セキュリティパッチを公開した。このパッチは月例のもので、おもにセキュリティ関連の更新となっているが、一部性能向上の改善なども含まれることがある。今回のパッチは、GoogleのPixel 5に適用すると3D性能が5割程度向上することがわかった。

 編集部では、Pixel 4 XLとPixel 5を用意し、3DMark、PCMark、Geekbenchを3月度セキュリティパッチ適用状態と4月度セキュリティパッチ適用状態とで実行した。

 この結果、Webブラウジング、ビデオ編集、写真編集など2D系の性能を測定するPCMarkでは、Pixel 5の性能に変化はなかったが、3D性能を計測する3DMarkでは、Wild Life、Sling Shotとも5割程度性能が向上した。Geekbenchで3D性能を測るVulkan Scoreも2割程度向上しているが、CPU性能については、誤差と言えなくもないが、1割程度下がっている。

 比較したPixel 4 XLにおいては、PCMarkとGeekbenchのVulkan Scoreは変化せず、GeekbenchのCPU性能は2割程度向上。3DMarkについては、Wild LifeとSling Shot Extremeはほぼ同じだが、Sling Shotは3割程度向上している。

 セキュリティパッチは、さまざまな脆弱性を解消するもので適用は必須と言えるが、Pixel 5ユーザーについては、性能面でも大きな恩恵があると言っていい。

Pixel 5(更新前)Pixel 5(更新後)Pixel 4(更新前)Pixel 4(更新後)
3DMark
Wild Life1160166329943008
Sling Shot3071430351416659
Sling Shot Extreme2360314547234997
Geekbench
Single-Core Score599497430676
Multi-Core Score1644150319052246
Vulkan Score1004124323732317
PCMark
Work 2.0 Performance Score9102897495879843
Web Browsing 2.0 Score7255710774727223
Video Editing Score6269626170167040
Data Manipulation Score8354845888989030
Writing 2.0 Score9478911294319329
Photo Editing 2.0 Score17384169652146321564