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Samsung、ハイパースケールデータセンター向けSSDの量産開始

PM9A3E1

 Samsung Elecronicsは24日(ソウル時間)、データセンター向けNVMe SSD「PM9A3E1.S」の量産を開始したと発表した。

 オープンコンピュートプロジェクト(OCP)のクラウドNVMeSSDの仕様に完全準拠した仕様で、百層クラスの第6世代V-NANDを搭載する。前モデルにあたる「PM983a」と比較し、約2倍の3,000MB/sのシーケンシャルライトを実現したほか、ランダムリードは40%高速な75万IOPS、ランダムライトは150%高速な16万IOPSを達成した。

 データセンターの運用効率に関わる電力機能も大きく向上させ、1Wあたり283MB/sの転送速度を実現。このSSDで既存のサーバーに搭載されているHDDをすべて置き換えた場合、2020年8月のソウルの全家庭で消費された電力とほぼ同じの1,484GW/hの電力を節約できるとアピールする。

 フォームファクタは8.25WのM.2から、35Wの新フォームファクタであるEDSFFなど幅広く用意し、さまざまなインターフェイスに対応できるとしている。