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Qualcomm、ハイエンドスマホ向けSoC「Snapdragon 870」を発表。865 Plusから動作クロック向上

 Qualcomm Technologiesは19日(現地時間)、ハイエンドスマートフォン向けSoC「Snapdragon 870」を発表した。

 Snapdragon 870は昨年(2020年)の7月に発表された「Snapdragon 865 Plus」に続くフラグシップのSoC。なお、すでに最上位としては「Snapdragon 888」が12月に発表されている。

 今回のSnapdragon 870は、865 Plusと同じくKryo 585のCPUと、Adreno 650のGPUを採用。違いとして、870ではKryo 585の動作クロックが865 Plusよりも100MHz高く、3.2GHzへと向上している。

 ただし、Wi-FiとBluetooth機能は865 PlusのFastConnect 6900ではなく、FastConnect 6800となっており、6GHz帯をカバーするWi-Fi 6Eは非サポート。2.4GHzおよび5GHz帯留まりのWi-Fi 6となる。

 一方、5Gモデム機能は共通で、Snapdragon X55 5G Modemが使われており、最大7.5Gbpsダウンロード、最大3Gbpsのアップロード速度と、こちらの性能に違いはない。

 Snapdragon 870を搭載するスマートフォンは今年(2021年)の第1四半期に発表される予定とのことで、Motorola、iQOO、OnePlus、OPPO、 Xiaomiから登場するとしている。