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ヤマダ電機、ツクモやベスト電器など子会社を吸収合併し一本化

 株式会社ヤマダホールディングスは18日、同社が運営する家電量販店大手「ヤマダ電機」などの組織再編について発表し、子会社の再編に伴う合併を7月に行なう。合併に向けての株主総会は5~6月に行なわれる。

 2020年10月に同社は持株会社体制に移行しており、事業セグメントの組織体制の再編成に着手していた。今回の子会社再編もその一環で、承認が下りた場合、同社の完全子会社である株式会社ヤマダデンキを吸収合併存続会社とし、株式会社ベスト電器、株式会社九州テックランド、株式会社Project White、株式会社マツヤデンキ、株式会社星電社、株式会社黒川デンキ、加藤商事株式会社の7社が吸収合併されるかたちとなる。

 なお、吸収合併後の各ブランドの消滅やリブランドなどには言及されていないが、ツクモに関しては、「屋号は残り、今までどおり、かわりなく営業し、サポート・保証についても今までとかわりません」とTwitterでコメントしている。

 ツクモを運営するProject Whiteは、2008年に九十九電気が民事再生手続きを行なったさいにヤマダ電機に事業譲渡(参照:ヤマダ電機の子会社となった新ツクモが3月20日にグランドオープン)し誕生した会社。2020年には秋葉原駅前にコラボ店舗を出店などしていたが、同年8月に閉店していた。

 なお、当初は社名を「Project White」から譲渡後に名前を変更する動きもあったよう(参照:九十九電機、ヤマダ電機と事業譲渡で正式契約)だが、結局最後まで社名変更されることはなさそうだ。