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WindowsからFlash Playerを削除する更新プログラムが公開

 Microsoftは26日、Windowsの各バージョンでAdobe Flash Playerの削除を行なう更新プログラム(KB4577586)を公開した。

 米Adobeが2020年12月31日にFlash Playerのサポートを終了するため、これに先がけて、Microsoftは12月31日までに「Microsoft Edge」や「Internet Explorer 11」などの各ブラウザでFlashを完全に削除するアップデートの提供を予告していた。今回公開された更新プログラムを適用することによって、手動でブラウザのFlash Playerを削除できる。

 12月31日まではMicrosoftの各ブラウザでFlashの無効化は適用されないが、現行バージョンのChromiumベースMicrosoft Edgeでは、Flashがデフォルトで無効化されている。12月31日以降はWindows UpdateによってFlashが完全に削除されるが、Microsoft EdgeのInternet Explorerモードでサードパーティ製プラグインとして引き続きFlash Playerを利用することは可能。

 Adobeは2017年7月、2020年末までにFlash Playerの更新/提供を終了すると発表。Flash Playerの段階的な廃止と、代替ソリューションへのコンテンツ移行を呼びかけている。サポート終了まではセキュリティパッチの提供やブラウザ互換性の維持などを行なうとしており、直近では13日に脆弱性修正アップデートをリリースした。