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ThinkPadでブルースクリーン発生の不具合。Windows 10アップデートが原因

 Lenovoは、8月に提供されたWindows 10バージョン2004の累積アップデートを適用したThinkPadシリーズに、ブルースクリーン――いわゆるBSoD(Blue Screen of Death)――が発生する可能性があることを報告している。

 対象となるのは2019年から2020年にかけて発売されたThinkPadシリーズで、「Enhanced Windows Biometric Security」を有効にしている場合に発生する。その累積アップデートはKB4566782のようだ。

 おもな症状は、システム起動時のBSoD、専用ユーティリティのLenovo Vantageを起動したときのBSoD、Windows Defender Scanを走らせたときのBSoD、Windows Helloでの顔認証ログインの不可、Intel Management Engineまたは赤外線カメラに関連するデバイスマネージャーのエラーなど多岐にわたる。

 回避策としてはBIOSセットアップを立ち上げ「Security→Virtualization→Enhanced Windows Biometric Security」をオフにする方法が提示されている。現時点では修正パッチなどは提供されていない模様だ。