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BootHole対策パッチによってRed HatやUbuntuが起動不能に。さらなるパッチが公開

 7月29日に報告されたGRUB2ブートローダーに関する脆弱性「BootHole」に対して公開されたパッチにおいて、適用後にOSが起動できなくなる問題が発生している。

 Red HatやUbuntuで問題が確認されており、前者ではRed Hat Enterprise Linux 7.8および8.2(7.9および8.1 EUSも影響を受ける恐れあり)、後者ではUbuntu 20.04 LTS、18.04 LTS、16.04 LTS、14.04 ESMが対象になるとしている。

 これらの一部環境において、該当パッチの適用後にGRUB2のメニュー画面がロードされないなど、OSの起動が正常に行なえなくなるというもの。どちらのOSについても、問題に対処するさらなるパッチがすでに公開されている。